アマゾン(Amazon)は9月20日、自動車の車内で「アレクサ」(Alexa)を利用できるシステム、「Echo Auto」を米国で発表した。
アレクサは、アマゾンのAI(人工知能)ベースの音声アシスタントサービス。アレクサに呼びかけるだけで、走行中にドライバーが音声でエンターテインメントをコントロールしたり、ニュースを入手したり、ショッピングリストにアイテムを追加したり、スマートホームサービスを利用したりすることができる。
Echo Autoは、車のダッシュボードの上に置けるコンパクトサイズ。車両の12V電源コンセントやUSBポートから電源を取る。Bluetoothまたは3.5mmオーディオジャックによって、車両のオーディオやインフォテイメントシステムと接続する。また、スマートフォンのアレクサアプリを通じてアレクサに接続。音楽、ナビゲーション、通話などのさまざまな機能にアクセスできる。
Echo Autoには、8個のマイクを採用。走行中の車内での騒音やカーオーディオの音楽などの環境下においても、ドライバーの声を聞き取ることができるという。また、車内に居ながら、自宅の照明を遠隔操作で点灯させたり消灯させたりするスマートホームサービスも利用できる、としている。