ボルボ V60 新型に「クロスカントリー」、SUV派生

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新型ボルボ V60 クロスカントリー
新型ボルボ V60 クロスカントリー 全 15 枚 拡大写真

●最低地上高を75mmアップ


ボルボカーズは9月25日、新型『V60クロスカントリー』(Volvo V60 Cross Country)を発表した。同日、日本市場に導入された新型『V60』ベースのクロスオーバー車となる。

新型V60クロスカントリーは2世代目モデル。ボルボカーズは、『V40』や『V90』にクロスカントリーをラインナップ。新型V60にもクロスカントリーを設定し、クロスカントリーのラインナップを拡大する。

新型V60クロスカントリーは、ボルボカーズの新世代プラットフォーム「SPA」(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ)を導入する新型V60をベースに、最低地上高を75mmアップ。ブラック樹脂が特徴の前後バンパーアンダーガード、フェンダーエクステンション、サイドスカートなどを追加装備した。

●マイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドも設定


駆動方式は全車4WDで、ヒルディセントコントロール、コーナートラクションコントロール、オフロード走行モードなどを採用。新型V60では走行が困難なラフロードへの乗り入れを可能にしている。

発売当初のパワートレインは、ガソリンとディーゼル。新世代パワートレインの「ドライブE」を搭載する。出力の違いによって、ガソリンは「T5」、ディーゼルは「D4」を用意。遅れて、マイルドハイブリッドとプラグインハイブリッド(PHV)を設定し、電動化戦略を加速させる。

●インフォテインメントシステム「SENSUS」最新版


新型V60クロスカントリーには、最新の車載コネクティビティを採用。ドライバーが直感的に操作できる独自のインフォテインメントシステム、「SENSUS(センサス)」の最新版を搭載。ダッシュボード中央には、タッチパネル方式の大型モニターを配置。4G通信で、ドライバーが常時、コネクトすることを可能にする。

また、ドライバーが走行中に必要な情報は、メーターパネル内のドライバーディスプレイと、ヘッドアップィスプレイに表示。音声認識機能により視線の移動をすることなく、ナビゲーションの目的地の設定やエアコンの温度調整、メディアの操作などの幅広い操作を音声で行うことを可能にした。さらに、新型V60クロスカントリーのSENSUSは、アップルのCarPlayとグーグルのAndroid Autoに対応。ナビゲーションなどの機能と同様、スマートフォンの機能もダッシュボード中央のタッチパネルモニターで操作できる。

新型V60クロスカントリーには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載。部分的な自動運転が可能な運転支援機能「パイロット・アシスト」の最新版を採用。全車速追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロールを設定した130km/h未満の速度域において、パイロット・アシスト作動させると、わずかなステアリング操作で車線の中央を保持できるよう、ドライバーを支援する。この機能は、渋滞中でも車線を維持するように、ステアリング操作をアシスト。先行車や隣接車線の他車と接触するリスクを低減させて、ドライバーの負担を軽減する。単独走行中でも、作動させることが可能。

新型V60クロスカントリーの「オンカミング・レーン・ミティゲーション」は、対向車が接近している時、走行車線から対向車線へ意図しないはみ出しを検知すると、ステアリングを自動で操作し、正面衝突を回避するため自車を対向車線から走行車線に戻すよう支援する。最新の「シティ・セーフティ」も搭載。ブレーキ操作のみでは衝突を避けられない状況で、車両、サイクリスト、歩行者、大型動物を検知し、衝突に対してドライバーが回避行動を取った時点で、ステアリング操作をサポートするため操舵力を補い、場合によっては内輪にブレーキをかけ、衝突回避を支援する。

《森脇稔》

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