【WRC】帝王セバスチャン・オジェ、2019年はシトロエンに移籍

セバスチャン・オジェ(2018年シーズン)
セバスチャン・オジェ(2018年シーズン)全 5 枚

世界ラリー選手権(WRC)で2013~17年に個人5連覇を達成、今季もタイトル争いを展開中のセバスチャン・オジェは、来季2019年をシトロエンに移籍して戦うことを決めた。

現在34歳のオジェ(国籍フランス)は、フォルクスワーゲン(VW)で13~16年にWRCを4連覇。VWのワークス撤退後、17年はフォード車で戦うMスポーツ陣営に移籍し、個人5連覇を達成した。今季もMスポーツ(今季のチームエントリー名にはフォードが入っている)で戦っており、全13戦中10戦終了時点でランキング3位、逆転での6連覇を目指す状況にある。

そのオジェが、来季2019年はシトロエンのワークスに移籍することを決めた。盟友であるコ・ドライバー、ジュリアン・イングラシアも随伴移籍するが、彼らにとってシトロエンは古巣でもある。オジェは、「3つの異なる“コンストラクター”のマシンで世界タイトルを獲る、簡単ではないが、それに挑戦できることに興奮しているよ」とコメントし、VW、フォード(Mスポーツ)、そしてシトロエンでの世界王座獲得に向けて燃えている。

ちなみに今季2018年のタイトル争いは、ヒュンダイのT.ヌービルが現在首位で177点。これにトヨタのO.タナクが164点で続き、オジェは現在154点で3番手。ここ6戦、オジェには勝ちがなく、勢いや流れの面では見劣るところもあるが、残り3戦、各ラウンド原則として最大30点獲得可能なので、逆転戴冠の可能性は充分に残る。初王座を目指すヌービル、タナクとの戦いは激しいものになっていきそうだ。

来季はオジェを迎えることになったシトロエンのマシン(写真は2018年)来季はオジェを迎えることになったシトロエンのマシン(写真は2018年)

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. SHOEIが新型フルフェイスヘルメット『GT-エアーIII』にグラフィックモデル「DISCIPLINE」を設定
  2. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  3. ランボルギーニ、新型車を間もなく発表へ…電動『ウルス』の可能性も
  4. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  5. ホンダの新型SUV『WR-V』、発売1か月で1万3000台を受注…月販計画の4倍超
  6. アルピナ『B3』が2度目のフェイスリフトへ! リムジン&ツーリングをWスクープ
  7. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  8. いすゞとUDトラックス、ジャパントラックショー2024に共同で出展へ
  9. レンジローバー最初のEV、プロトタイプの写真を公開
  10. レスポンスが春割キャンペーンを開催中、「レスポンス ビジネス」法人プランが無料…4月1日~5月31日
ランキングをもっと見る