2018年度上期の新車総販売は横ばいの248万台

スズキ・ジムニー新型
スズキ・ジムニー新型全 2 枚

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が10月1日に発表した2018年度上期(4~9月)の新車販売統計(速報)によると、総販売台数は前年同期に比べて横ばいの248万2915台となった。

登録車は微減だったが、軽自動車が堅調だった。計算上の伸び率は横ばいだが、台数は前年同期より81台多く、2年連続で前年を上回った。

このうち登録車の販売は1.9%減の157万7732台と、ほぼ横ばいだが、上期では14年度以来、4年ぶりのマイナスとなった。各社が出す新モデルは当初、好調な売れ行きとなるものの、息切れするケースも目立っており、力強さを欠いた。

一方、軽自動車は3.5%増の90万5183台と、上期では2年連続でプラスとなった。軽自動車は14年度の消費税、15年度の軽自動車税の増税によって、14年度から16年度まで長期の低迷が続いていた。しかし、地方部を中心とした根強い需要に支えられ、各社の新モデル投入もあって17年度からは回復に転じた。その傾向はここまで1年半持続している。

トヨタブランド車は全系列での扱いとなる。カローラ店でクラウンを購入することも可能にトヨタブランド車は全系列での扱いとなる。カローラ店でクラウンを購入することも可能に

9月単月の新車総販売台数は前年同月比2.0%減の48万5397台と、3か月ぶりのマイナスとなった。このうち登録車は、3.1%減の30万8324台と、2か月連続のマイナスだった。ブランド別では日産(3.2%増)や、スズキ(15.8%増)が前年を上回ったものの、トヨタは6.9%減と3か月ぶりにマイナスになった。完成検査問題を抱えるSUBARU(スバル)は7.0%減で、17年11月から11か月連続でのマイナス。

9月の軽自動車販売は横ばいの17万7055台。伸び率は横ばいだが、台数ではわずかに前年同月を上回り、7月から3か月連続のプラスを確保した。メーカー別では『ジムニー』など新モデルが好調なスズキが5.7%増となり、販売シェアは30.3%だった。ダイハツ(28.7%)を抑え2か月連続でシェアトップになった。

《池原照雄》

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