ヤマハ発動機は10月1日、自律モーターサイクル『モトロイド』が、世界的デザイン賞「レッドドットアワード デザインコンセプト2018」にて、大賞となる「ルミナリー賞」を受賞したと発表した。同賞の受賞は日本企業では初となる。
モトロイドは、“人とマシンが共響するパーソナルモビリティ"を目指したコンセプトモデル。知能化と自律技術を適用した高度なバランス制御を実装、マシンが自らの状態をセンシングして重心移動によって起き上がりそのまま不倒状態を保つ。外観は、荒々しい切削痕が残ったフレーム、あちこちに生々しく残った車体の傷、大きく磨り減って溝も消えかかったタイヤなど、技術とデザインの共創における苦悩や葛藤のプロセスを視覚的に伝えられるようにした。
ルミナリー賞は、世界55か国より応募された5640点のうち、1点のみが選ばれる最高位の賞。モトロイドは、“Best of the Best” (上位40点)に選出され、さらにその中からトップ3としてルミナリー賞にノミネートされていた。