BMWグループ(BMW Group)は、フランスで開催したパリモーターショー2018のプレスカンファレンスにおいて、現在開発中の「i」ブランドの新型EV、BMW『i4』を2021年に発売すると発表した。
i4はEVおよびプラグインハイブリット車(PHV)の『i3』、PHVスポーツカーの『i8』に続いて投入される iブランドの電動モデル。2017年秋に発表されたEVコンセプトカー、BMW『iビジョン ダイナミクス』の市販版となる。
iビジョン ダイナミクスのデザインは、BMWの4ドアクーペ、「グランクーペ」の未来形を提示したもの。現在、グランクーペには、『4シリーズ』と『6シリーズ』がある。iビジョン ダイナミクスは、「4シリーズ・グランクーペ」サイズのEVコンセプトカー。
モーターやバッテリーのスペックなど、EVパワートレインの詳細は公表されていないが、モーターが4輪を駆動する4WD。動力性能に関しては、0~100km/h加速が4秒以内。最高速は200km/h以上の性能を備える。またi4には、電動パワートレインのBMW「eDrive」の次世代バージョンを搭載。これにより、1回の充電での航続を最大700kmに引き上げるという。
BMW i ビジョン ダイナミクスパリモーターショー2018のプレスカンファレンスには、BMWグループ取締役会のハラルド・クルーガー会長が登壇。「i4の発売によってBMWは2021年、市販EVを5車種ラインナップすることになる。これは、将来のモビリティへの強いコミットメント」と述べている。