ワクワクとドキドキが止まらない! ボーイング787フライトシミュレーター

セントレアに「FLIGHT OF DREAMS」がオープン

体験者は貴重席に座り、副操縦士席にインストラクター

乗客として乗っていたら乗り物酔い?

写真撮影のみから最長180分まで、プランは様々

787シミュレーター
787シミュレーター全 20 枚

セントレアに「FLIGHT OF DREAMS」がオープン

セントレア中部国際空港に隣接する商業施設、「FLIGHT OF DREAMS」が12日、オープンした。その中の人気コンテンツ、787シミュレーターを体験してきた。

館内にはボーイング787飛行試験1号機の実機展示をメインに、チームラボが手がけた様々な体験型アトラクションや、ボーイング社の地元、シアトルの街並みやグルメが楽しめる施設などが入っている。

なかでも一番人気が出るであろう、787 Simulator(787シミュレーター)はFLIGHT OF DREAMS の有料エリア「フライトパーク」内にあり、入場料の他に事前予約と別途料金が必要となるが、それでも本物と同じコックピットに座り、パイロットとなってフライトを体験できるのは貴重な機会だろう。

体験者は機長席に座り、副操縦士席にインストラクター

事前の内覧会で幸運にもシミュレーターを体験することができたので、その時の様子をレポートしたい。この日体験できたのは、約15分のフライト体験プランだ。中部国際空港RWY36を離陸して高度3000Ftまで上昇。知多半島を眺めながら旋回し再び中部国際空港に着陸するというものだ。体験者は機長席に座り、副操縦士席にインストラクターが座り操作の方法を教えてくれる。操縦はオートパイロットとマニュアル操縦を選べる。
787シミュレーター787シミュレーター
787は滑走路に止まりいよいよ離陸。という状況からスタートする。スロットルレバーを引き徐々に加速していくと、操縦桿を引いて離陸するように指示される。すると機体はふわりと地上から離れ、空に飛び出した。しかしそのままで良いかと言えばそうではなく、車輪を格納する指示を副操縦士に出したり、飛行機の進む方角や高度の指示を出したり、また自身でその高度になるように機械を操作しなくてはならない。

乗客として乗っていたら乗り物酔い?

そうこうしていると旋回の指示と操縦桿の操作をしなくてはならない。パイロットの目の前にある計器を見ながら進むべき角度や高度など微妙に調整しながら操作していく。この計器はデジタル表記でターゲットを見ながら操作するようになるが、そればかりに気を取られるとフラフラした状態になり、これが実機で、乗客として乗っていたら乗り物酔いを起こしてしまうだろうと容易に想像できた。
787シミュレーター787シミュレーター
そのフラフラ運転を見かねて副操縦士役のインストラクターが操縦を引き受け、正しい位置に持ち直してくれた。これで一安心だ。その後は着陸に向けて降下をするわけだが、ここでも降下率を指示したり、車輪を出す指示をして実際にギアレバーを引くなどの操作を行う。さらに着陸に関するチェック項目を英語で指示を出すなど雰囲気を盛り上げてくれる。最後はまっすぐ滑走路に向かって着陸して、副操縦士と「ナイスランディング!」と握手を交わして終了となる。

写真撮影のみから最長180分まで、プランは様々

わずか15分とは言え、実際に経験することのできない飛行機の操縦にドキドキが止まらない。目の前に広がる数多くのスイッチや計器を見ながら、適切に指示を出し確かな操作をしないと危険な操縦になってしまう。パイロットは改めて大変な仕事なのだということを実感した。

一般料金は5分の写真撮影のみ1080円から90分2万3760円とバリエーション豊富だ。メンバーになると5分写真撮影のみ1080円から最長180分2万2680円となる。フライトプランも中部国際空港離陸から着陸の基本形から、メンバー向けに中部国際空港から他の空港へのフライトプランなど様々なプランが用意されている。

<取材協力:SUBARU>
フライト・オブ・ドリームズの多彩なコンテンツ[フォトレポート]

《雪岡直樹》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  2. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  3. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  4. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  5. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  6. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  7. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  8. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  9. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  10. トヨタ『ハリアー』が今夏ビッグマイチェン!? 「ハンマーヘッド」デザイン採用か
ランキングをもっと見る