【外部アンプ導入してみた!】サウンドコンテストに向けてシステムアップ

【外部アンプ導入してみた!】サウンドコンテストに向けてシステムアップ
【外部アンプ導入してみた!】サウンドコンテストに向けてシステムアップ全 7 枚

【外部アンプ導入してみた】サウンドコンテストに向けてシステムアップ

復活計画を建てたマイカーライフデモカー。その計画内容を相談すべく施工をお願いしているプロショップであるクァンタム(茨城県守谷市)へ向かうと、代表の土屋氏からは思いもよらない返答が。

「えー! このクルマはこのシステムで完結でしょう。やるならクルマ乗り換えよう!年式やら距離的にもそろそろでしょう。」結構強めに言われたその言葉、その意図は施工を行った後日判明するのだが。

■限られた条件の中、選んだパワーアンプは?自分の中での計画でフロントスピーカー用のパワーアンプは運転席&助手席のシート下に収められる製品にすることは決めていて、なおかつサウンドコンテストで戦えるスペックじゃないとダメ。色々と探していく中で決めたのが下記製品となる。今回選んだのは国内ブランドBEWITHのハイエンドモノラルパワーアンプP-1(150,000円/税抜)をフロントスピーカー用に4機、サブウーファー用に1機の計5機を導入した。狙いとしては製品の大きさ(W230×D80×H43mm)は当然だが、モノラルアンプの利点となるS/Nの高さを考えて選んだのだ。そしてパワーアンプとしてのクォリティーも非常に高く、求めている表現力と駆動力を得られるはず。実際に製品を手にしてみると指2本で持てるレベルで非常に軽い。オーディオあるあるで「アンプは大きくて重い方が高音質」なんて遠い昔に聞いた記憶もあるのだが、それとは真逆の製品でもある。筐体には音響専用マグネシウム合金「MAGNEOLA」が使われ645gを実現。今回は5機導入となり4キロ弱の重量増なので重さに関しては気にするレベルではないのも嬉しいところとなる。音を司るオペアンプも新日本無線との共同開発を行い、ブランドが目指す音をとことん追求していて、基板や電源回路、各種パーツまで拘りを持って作られた最上級のパワーアンプだ。

■まるで専用スペースのような状況に驚きアンプを設置するシート下のスペースは正確に測った事は無く、以前にパッシブネットワークを設置していた時の記憶でしかなかったのだが・・・想像を超えるピッタリスペースで各種配線の逃げスペースも完璧。運転席&助手席下に2機ずつ設置して左右を分ける形にした。そして配線を行っているときに土屋氏から強めに言われた「クルマを乗り換えよう」の意味が理解出来たのだ。「このクルマってさぁ、最初にどこまで発展させるのかも含めて計画したじゃない。今回のマルチ接続でのパワーアンプ搭載は計画外じゃんか。そうなるとウチの店では極力出したくない“無駄”が出るのよ。ほら、高いケーブルを引いているけど長さを合わせたりして切ったり無駄に長くなったりなるじゃない。これって無駄だと思うのよね。この切れ端だって全部合わせれば数千円だよ?必要以上に長いケーブルなんて短い方が音が良くなるのに無駄になって音は劣化するのに数万円の無駄じゃん。だったら美味しい物を食べたり音が良くなる何かに使った方が楽しいし。せっかく買ってもらったのにこういうのはちょっと悲しくなるんだよね。」
ほぉ、そういう意味があったのかと初めて知ることになる。土屋氏的には無駄なお金を使うのなら音が良くなるプラスの方向に使って欲しいと。お客様が来店して、まず要望を聞き、それに合ったシステム提案、もしレベルアップしたくなったときの発展方法など最初のプランニングの時点で分かりやすく提示してからその内容を考慮してインストールを変えることもあるそう。あくまでお客様ファースト、無駄を極力減らすカーオーディオを提案しているそうだ。プロショップは高そうなイメージを持たれるかも知れないが、デモカー取り付け中に来店されたお客様で2万円しない1DINデッキのインストールも笑顔で対応していたのが印象的。カーオーディオプロショップとはそういう所なのだと言うことを分かって欲しいと思う。ラゲッジにあるサブウーファーのパワーアンプは筐体の小ささのお陰で小物入れ的なスペースに収納された。今までのパワーアンプはスペアタイヤ収納場所を使って設置していたのでスペアタイヤは外してあったのだが、今回のシステムアップで元に戻ることになる。シート下や普段使わない小物入れスペースを活用することで、普段使いに全く支障無いシステムを構築出来たなぁと自己満足に浸る。が、目指すのはコンテストでの入賞なので出音が非常に気になるのだ。

■久しぶりに聴いた自分のクルマでの外部アンプシステム仕事柄、色々なデモカーやユーザーカーを聴く機会が多い。過去に聴いたことがあるクルマは音も含めて不思議な事に結構な確率で記憶されている。システム総額や製品に惑わされないように、出てくる音を自分なりに解釈する様にしているのだが・・・自分のクルマだとそれがなかなか難しい。自分の所有物だからの加点が盲目的にあるのだろうなといつも頭を悩ませる。まずはそこから脱却しないとコンテストで入賞するクルマには出来ないと常々思っていたので冷静に冷静に完成したクルマを試聴してみる。

おっ、光が見えたかも。無音からのスムーズな音の立ち上がり、空気感は今までは無かったもの。解像感は大幅に上がっていて各楽器の分離はかなりハッキリとしている。奥行きも抜けたようにスパーン!と見通しよく立体的な音場が出来上がっているのは気持ちいい。最初の段階でここまでの仕上がりであれば入賞圏内にはいけるかも?後はギリギリまで鳴らしてエージングを進めて、最終調整でどこまで詰められるのかとなってくる。コンテストに出るからには出来る限りの事をして参加したいと思っています。

最後に課題曲の「ショスタコーヴィチ 交響曲 第4番 & 第11番『1905年_01_交響曲 第4番 ハ短調 作品43 第1楽章 Allegretto poco moderato」ったら凄く難しいなぁと感じています。毎日数回は聴き込んでいて、聴くたびにカーオーディオの欠点的な部分が瞬時に分かってしまう選曲に思えてしまう。まだ自分のクルマではあえて聴いていないので、最終調整の時に課題をクリアしていきたいと思います。ちなみにクラスはサウンドBとなったようです。一緒のクラスの方、よろしくお願いいたします。

《藤澤純一》

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