VWが『Tクロス』発表、ポロ クラスの新世代コンパクトSUV

世界3か所で同時にプレミア

3種類のガソリンエンジンと1種類のディーゼルエンジン

アクティブ・インフォ・ディスプレイ

上級モデルに採用していた先進安全装備を搭載

フォルクスワーゲン Tクロス
フォルクスワーゲン Tクロス全 15 枚

世界3か所で同時にプレミア

フォルクスワーゲンは10月25日、新世代コンパクトSUVの『Tクロス』(Volkswagen T-Cross)をオランダ・アムステルダム、中国上海、ブラジル・サンパウロの世界3か所で同時にワールドプレミアした。

Tクロスは2016年春に発表されたコンセプトカー、『Tクロスブリーズ』の市販バージョン。フォルクスワーゲングループのモジュラー車台、「MQB」をベースに開発された。生産はスペイン、中国、南米で行われ、グローバル市場に順次投入される予定。
フォルクスワーゲン Tクロスフォルクスワーゲン Tクロス
Tクロスの全長は4110mmで、新型『ポロ』の全長4060mmに対して、50mm長い。ホイールベースは2560mmで、新型ポロの2550mmよりも10mm長い。フロントマスクは、フォルクスワーゲンの最新SUVらしい力強い表情を持たせた。リアはテールランプのデザインに個性を反映させる。インテリアは、5名の乗員のための充分なスペースを持つ。リアシートは140mmの前後スライドが可能。荷室容量は、後席が通常状態で385~455リットル。リアシートを折り畳めば、最大1281リットルのフラットな積載スペースを作り出すことができる。

3種類のガソリンエンジンと1種類のディーゼルエンジン

Tクロスの欧州仕様車には、3種類のガソリンエンジンと1種類のディーゼルエンジンを搭載。ガソリンエンジンは、直噴1.0リットル直列3気筒ガソリンターボ「TSI」。最大出力は95psと115psの2種類のチューニングが存在する。両仕様ともに、ガソリンパティキュレートフィルターを装備する。ガソリンエンジンのトップグレードには、直噴1.5リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」を搭載。最大出力は150psを発生する。ディーゼルエンジンは、直噴1.6リットル直列4気筒ターボ「TDI」で、最大出力は95ps。すべてのエンジンが、最新のユーロ6d-TEMP排出基準に適合している。

アクティブ・インフォ・ディスプレイ

Tクロスには、フォルクスワーゲンの最新デジタルコクピットを設定。フォルクスワーゲンの新世代の「アクティブ・インフォ・ディスプレイ」を搭載する。視認性の高い大型ディスプレイを採用。デジタル化されたコックピットは、直感的に操作できる。さらに、インパネとインフォテインメントを融合。ドライバー正面のメーターにも、ナビゲーション画面を表示することを可能にした。
フォルクスワーゲン Tクロスフォルクスワーゲン Tクロス
このフルデジタルメータークラスターは、従来のアナログ型に代わるTFTの大型ディスプレイ。高解像度ディスプレイには速度計とタコメーターに加えて、好みに合わせて数種類のモードから選択したグラフィックを表示できる。ナビゲーションモードを選択した場合は、左右のメーターが通常モードより小さくなり、さらに脇に移動して、画面中央に地図をより大きくワイドに映し出す。また、スマートフォンの誘導充電も可能。最大4つのUSBポートを装備することもできる。

上級モデルに採用していた先進安全装備を搭載

Tクロスには、フォルクスワーゲンの最新の先進運転支援システム(ADAS)を導入。MQBモジュールの採用により、これまで『パサート』などの上級モデルに採用していた先進安全装備を、Tクロスに搭載することが可能になった。欧州仕様車には、歩行者検知機能とシティエマージェンシーブレーキ機能を備えたプリクラッシュブレーキシステムの「フロントアシスト」、「レーンアシスト」、「ヒルスタートアシスト」、「ブラインドスポットディテクション」、(後方死角検知機能)付きの「レーンチェンジアシスト」、「リアトラフィックアラート」(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)を標準装備。オプションで、「ドライバーアラートシステム」、全車速追従機能付きの「アダプティブクルーズコントロールACC」、自動的にステアリングを操作してドライバーの駐車をサポートする駐車支援システムの「パークアシスト」を用意している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  2. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  3. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  4. アルピナ『B3』が2度目のフェイスリフトへ! リムジン&ツーリングをWスクープ
  5. ランボルギーニ、新型車を間もなく発表へ…電動『ウルス』の可能性も
  6. トヨタ『スターレット』復活! 2026年デビューか?
  7. アントレックスが折りたたみ電動スクーター『MK114』発売へ、軽自動車にも積載可能
  8. 三菱『エクリプス クロスPHEV』は、新しい毎日に踏み出せる「今の時代、最強の1台」だPR
  9. トヨタ『ハリアー』が今夏ビッグマイチェン!? 「ハンマーヘッド」デザイン採用か
  10. その差は歴然!? 見た目は同じでもカロッツェリア・サイバーナビ AVIC-CQ912 ll → lll の進化は凄かった
ランキングをもっと見る