カーナビのビッグデータを活用、新たなビジネス領域・パートナー獲得をねらうアルパイン

アルパインマーケティング(ビッグデータ活用展、幕張メッセ 10月24~26日)
アルパインマーケティング(ビッグデータ活用展、幕張メッセ 10月24~26日)全 3 枚

アルパインマーケティングは、幕張メッセで10月24~26日に開催された「ビッグデータ活用展」に出展。自社のカーナビで取得した走行ログを活用した、ナビプラットフォームの構築、子育て家族の行動分析で培ったコンサルティング、協業・パートナーシップなどの新規ビジネス領域を提案した。

「市販カーナビメーカーとして、こうしたビッグデータ活用展のようなイベントに出展するのはアルパインマーケティングが初めて。2日間で、大手通信事業者から小売業、国・自治体関係者など、多くのビジネスパートナーとつながりをもてた」と新規事業開発部 西田敬 部長は話す。

同社は、自社のカーナビが取得する「高精細な位置情報データ」を活用し、新規事業モデルを来場者に提案。「カーナビから取得した正確な位置情報データは、マップマッチング技術で実際に走った道をはじめ、走行速度、立ち寄りスポットなど、多岐にわたるデータを取得。ビッグデータとして活用方法を模索している」と伝えていた。

こうした「市販カーナビメーカー初の試み」(同社)について、「さまざまな事業者、団体、関係者たちの、いろいろな課題や思いを聞くことができた。予想以上に反響が大きかったことに驚いている」と、出展の手応えを語る西田部長。

アルパインマーケティング(ビッグデータ活用展、幕張メッセ 10月24~26日)アルパインマーケティング(ビッグデータ活用展、幕張メッセ 10月24~26日)

「市販ナビメーカーだからこそ、さまざまな自動車メーカーの車種までとらえられるというアドバンテージももっている。われわれのカーナビから得た位置情報データは、ユーザーから同意を得て集められたデータ。もちろん個人など識別できないように加工し、厳重に取り扱っている。このデータが集まってきて、新たなビジネスやマーケティング、協業といった新たな領域に踏み出せるのではないかと思う」。

「たとえば集客に悩む小売業や飲食業などにも、われわれが持つカーナビの移動情報データが活用できる。まだまだカーナビメーカーが、暮らしやビジネスに役立つチャンスがあるんじゃないか、新しい価値を想像できるのではないか」。

アルパインマーケティング(ビッグデータ活用展、幕張メッセ 10月24~26日)アルパインマーケティング(ビッグデータ活用展、幕張メッセ 10月24~26日)

B to C から B to B へ、動き出したアルパイン。西田部長は、「予想していた以上にいろいろな企業や団体と接点がもてた。今回、出会えた企業・団体・個人事業などは、われわれが持っていない技術やノウハウを持っている。われわれのカーナビによるビッグデータを提供し、こうした相手からもさまざまなデータを共有させてもらう。そんな Win-Win で、Google などにはできない協業や新規事業をめざしている」と話していた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  2. シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
  3. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  4. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  5. レクサス『GX』通常販売は今秋に、先行して100台を抽選販売へ 価格は1235万円
  6. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  7. ヤマハ伝統の“白×赤”カラーがついに登場!ネオレトロバイク『XSR900』2024年モデル
  8. 80年代GPマシンを現代に、ヤマハ『XSR900 GP』が143万円で5月20日に発売決定!
  9. パフォーマンスの新次元『ブリヂストン REGNO GR-Xlll』はブリヂストンが目指す究極のバランスに仕上がるPR
  10. トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
ランキングをもっと見る