東京品川のシーサイドエリア、天王洲の街をクラシックカーが彩る「C.C.C.G.in Tennoz」が今年も11月3日に開催され、自動車愛好家のみならず、近隣地域に住む家族連れなどで賑わった。
C.C.C.GはClassic Car Canal Galleryの略。クラシックカーイベントでも博物館でもない、普段の暮らしのそばでクラシックカーのある時間を過ごすことができる企画として、2017年からスタートし、今回で2度目となる。
会場となる天王洲キャナルイーストエリア/ボンド・ストリートには合計24台のクラシックカーが並び、訪れた人の目を楽しませていた。
「近年文化拠点としても注目される天王洲エリアで、クラシックカーといういわば文化遺産を間近でご覧いただける機会をと、企画いたしました。自動車の歴史、クラシックカーの魅力を少しでも身近に感じていただければ」と主催者は話話していた。
近年文化的な拠点としても注目を集める天王洲。街にはウォールアートなども多い。会場では、車内を覗き込む自動車愛好家や、散歩途中に子供の記念写真を撮る家族連れなど多数の人でにぎわっていた。「今のクルマにはない魅力がありますね。金属を切り出し磨いて、一つ一つ組み上げていくその過程、苦労を厭わずこだわり抜いた職人気質、性能への情熱や探求心のようなものを感じますね」と見学に来ていた男性は話していた。
「場所を管理する寺田倉庫さんも、この時期のC.C.C.G.にご協力いただけるようになりました。皆様の理解も広がっているおかげで、反響も大きくなっていますね」と主催者の一人は話してくれた。
運河を渡る橋の脇にたたずむクラシックカー。もちろん散策して見学というのもよいが、シーサイドエリア、カフェなども多く、そんなところで、クラシックカーを愛で、自動車談議に花を咲かせる人の姿も見られた。また、自動車関連のグッズなどを販売する出店も子供からお年寄りまで多くの人の足を止めていた。