ZMPは、最大150m、水平100°の検出範囲の自動運転用ステレオカメラ「RoboVision3」とPCI-Express(x4)に対応したフレームグラバ同梱ユニットの販売を開始する。
RoboVision3は、イメージセンサに最新のソニー製車載向け高感度CMOSイメージセンサIMX390を採用した広角&望遠ステレオカメラ。従来は難しかった交差点右折時の遠方からの対向車の検出や、交差点右左折時の歩行者や車両など広範囲な検出を可能にする。HDRとLED信号のフリッカー抑制の同時処理が可能であり、ADASや自動運転で重要な認識や判断機能の大幅な向上が期待できる。
今回、画像を高速に取得するため、PCI-Express(x4)を採用し、振動・衝撃に強いXMC規格に準拠したフレームグラバを同梱。これにより1936x1096ピクセルの4枚の24bit画像を最大30fpsで計測用コンピュータへ送信できる。
オプション製品として、計測用コンピュータ(組み込み用コンピュータ)も選択でき、フレームグラバがコンピュータへ搭載された状態で納品、購入してすぐに画像の取得や距離計測が行える。
右折時に求められる画像計測(望遠カメラ)のイメージ価格は220万円(税抜)。11月6日より受注開始、12月より納品を開始する。