三菱電機は11月26日、耐環境性と内装に高いデザイン性が求められる自動車などの表示機器向けに、平面形状と同等の高い視認性と色鮮やかな表示を実現した曲面カラーTFT液晶モジュール(凹型)を開発、量産化技術を確立したと発表した。
平面形状と同等の表示性能を持つ曲率半径700mm以上1000mm未満の曲面カラーTFT液晶モジュールの量産化技術を確立した。製品ごとの曲がり具合のばらつきを考慮したパネルや、筐体設計によって効率的で安定的な生産が可能としている。
カラーTFT液晶パネルの製造から曲面ガラスの貼り付けまでを一貫生産することで、生産期間を短縮し、高い品質を確保する。
曲がり具合を考慮したパネルや筐体の設計によって白・黒均一性を確保する。上下左右176度という超広視野角、高輝度、高コントラスト比で、明るい場所でも高い視認性を実現した。167~190ppiの高解像度により、鮮明で多くの情報表示が可能という。
同社では今後、本格的な受注を開始する。