JR山手線新駅「高輪ゲートウェイ」めぐる賛否ヒートアップ[新聞ウォッチ]

高輪ゲートウェイ駅:街区側外観イメージ図
高輪ゲートウェイ駅:街区側外観イメージ図全 3 枚

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2018年12月6日付

●排ガスのデータVW不適切測定(読売・10面)

●オランダ子会社連結外、ゴーン容疑者監査逃れ目的か(読売・37面)

高輪ゲートウェイ駅:街区側外観イメージ図高輪ゲートウェイ駅:街区側外観イメージ図

●車の減税幅1000億円超、「エコカー」縮小で、業界、小幅と反発(朝日・7面)

●「0円タクシー」登場 DeNA期間限定(朝日・8面)

高輪ゲートウェイ駅:駅舎内イメージ図高輪ゲートウェイ駅:駅舎内イメージ図

●ペタル踏み間違い事故防止、トヨタ、後付けシステム発売(朝日・8面)

●アルプス電気と統合承認、アルパイン株主総会、特別配当で配慮(朝日・8面)

●合意文、秘書室幹部の署名、ゴーン前会長と退任後の支払い(朝日・31面)

●日比谷線新駅、街と一体化、五輪前に開業へ(東京・28面)

●役員報酬「決め方」開示、金融庁上場企業に義務化(日経・1面)

●ITの大波乗れぬ車大手、自動運転やEV基盤握ってこそ(日経・6面)

●3社連合枠組み維持を、日産系部品団体「ゴーン後」も、ヨロズ会長・志藤昭彦氏、トップ人事「日産主導で」(日経・17面)

●日産、中国販売9%減、11月、トヨタは23%増(日経・17面)

●ニュース一言、トヨタ車体増井社長、ダカールラリーに参戦(日経・17面)

●トヨタ系が環境債、電動車の販売融資に活用(日経・19面)

●ガソリン店頭6週連続下落、151.3円、3日時点(日経・24面)

●日本の玄関口へ動き出す再開発(日経・39面)

●運転中「あおる」心理は 閉じた車内攻撃的に、渋滞などでイライラ、摘発件数急増(日経・43面)

ひとくちコメント

「高輪ゲートウェイ」。山手線と京浜東北線の品川~田町間にできる新駅の名称だが、その新駅名の賛否をめぐる論争がヒートアップしているという。

きょうの毎日が「新駅片仮名に賛成? 反対?」とのタイトルで、「JR東日本が公募を参考に決めたという名前に対し、利用者らの評価は分かれた」と取り上げている。

それによると、「高輪の地名が入ったのは良かった」と、区高輪に住む女性会社員が喜ぶ一方で、「ゲートウェイを付ける必要があるとは思えず、長い駅名は言いづらい」と複雑な表情も浮かべたという。

また、田町駅では、近くの大学に通う男子学生が「微妙だ。山手線の駅名に片仮名は要らない。『高輪』で良かったのでは」と否定的。「ゲートウェイは発音しづらく、すっきりしない」との意見も取り上げている。

さらに、きょうの東京は「こちら特報部」のテーマにも取り上げているが、「半世紀ぶりとなる山手線新駅の名称が不評だ」と手厳しい。

JR東日本が駅名案を公募し、6万4000件を超える応募のうち、選ばれた高輪ゲートウェイはわずか36票で130位。「蛇足にも思える『ゲートウェイ』になぜこだわるのか。背後には、品川駅周辺の開発に弾みをつけたというJR東日本の思惑がありそうだ」と伝えている。

新駅の名称の賛否はともかく、応募案の投票結果の第1位は「高輪」、第2位は「芝浦」、第3位は「芝浜」だったそうだ。会期末の迫った今国会では外人労働者の受け入れ拡大に向けた出入国管理法改正案など、野党側の反対を押し切って、与党の賛成多数で採決し、可決、成立させる方針だという。

数の論理で強引なやり方の国会運営に比べれば、新駅名はわずか36人の少数意見を尊重しての採用だが、その決め方も別の意味で強引過ぎるだろう。

《福田俊之》

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