スズキは1月11日に幕張メッセで開幕した東京オートサロン2019で、『ジムニーシエラ』をベースにしたピックアップトラックおよび「ジムニー」の走破性をより強調させたカスタムモデルを初公開した。
このうち「ジムニーシエラ・ピックアップスタイル」はベース車をリフトアップした上で、後席部分を荷台に造り替えたモデル。スズキの国内営業推進部の小畑元幸係長は「リフトアップして本格四駆性能を持つとともに、なおかつ荷台も設けることで、DIYなどの趣味を大事にする人のためのコンセプトモデル。ライフスタイルを豊かにするモデルとなっている」と紹介。
さらに「アウトドアなどアクティブな趣味を持つ方向けに、ジムニーシエラに積載性能を追加することで荷物が載せられて、かつ荒れた路面でも行けるという行動範囲にも広がりをもたせることで、これ1台で何でもできる趣味のクルマに仕上げた」とも話した。
一方の「ジムニー・サバイブ」はアウターロールゲージやプロテクターを備えて極限の状況下でも走破することを目指したコンセプトモデル。
スズキ・ジムニーシエラ・ピックアップスタイル(東京オートサロン2019)小畑氏は「もともとジムニーは本格四駆のクルマだが、さらに極限の世界に行けるようにしたら、この形になった」とした上で、「基本的には厳しい環境に一人で行っても安全に帰って来られること考えながら造った。例えばスタックしてもリカバリーできるようにウインチを装備したり、脱出用のラダーを搭載したほか、リアにはリフトアップジャッキを備えた」と解説した。
またジムニー・サバイブのインパネ中央に3つの液晶ディスプレーが備えられ、ナビゲーションのほか、車両の傾きの表示、車両情報を知らせるようになっているという。
スズキ・ジムニーシエラ・ピックアップスタイル(東京オートサロン2019)東京オートサロン2019のスズキブースにはこのほか、ショーモデル専用色の高彩度イエローパールを施した『スイフトスポーツ・イエローレブ』や、2018年12月20日に発売されたばかりの新型軽乗用車『スペーシアギア』なども展示されている。
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