メルセデスベンツの伝統的2シーター・オープンスポーツ、『SLクラス』が次期型で大きな転換期を迎えようとしている。様々な憶測が流れる中、その真相を探る。
「SL」は、1954年に初代がデビュー。同ブランドが販売する市販車で最も長い歴史を持っている名車だ。1963年の2代目(W113型)では、現在の基盤となる「ラグジュアリー」や「高性能」色を強めた。それから38年後の2011年、同ブランドの量産車として、初のオールアルミモノコックボディを採用した現行モデルへとバトンタッチされている。
現行モデル発売から7年が経過していることもあるが、「SL」は販売が急減しており、第7世代となる次期型では、徹底的な見直しが必要とされている。そこで噂となっているのが、『AMG GT』次世代型と共有する「MSA」(Modular Sports Architecture)プラットフォームを採用し、ドライバーを重視したモデルへの変換だ。
そしてもう一つの噂がシューティングブレーク・スタイルのフルEVモデル『SLE』への進化だ。Spyder7スクープ班では、CGデザイナーのEmre Husmen氏の協力を得て、予想CGを入手した。
メルセデスベンツ SL 次期型 予想CGフロントグリルには、スマート『ビジョンEQコンセプト』を彷彿させるメッセージ・ディスプレイを装備。スピード感あるブーメラン型ヘッドライト、テールライトを組み込んだリアウィンドウなど近未来デザインを特徴としている。
SL次期型は2021年から2022年に登場が予想されており、早ければ2019年内にもプロトタイプ実車をスクープできるかも知れない。
メルセデスベンツ SL 次期型 予想CG