日本最大級のクラシックカーモーターショー「ノスタルジック2デイズ」。2月23・24日の2日間、今年も会場となるパシフィコ横浜(横浜市)は、旧車一色となる。開催前日の22日は搬入・設営日。全国から出展企業、出展車両が集まり、深夜まで準備に追われていた。
今回の注目はなんと言っても、ジョヴァンニ・ミケロッティがデザインした2台の試作車が、時代を超えて、日本で並んで展示されることだろう。
1971年のジュネーブモーターショーで発表され、フランスのマトラ・シムカ『バゲーラ』の試作車として製作された、ガルウィングドアの2ドアクーペ『レーザー』と、1974年のトリノモーターショーで発表された、ランチア『ベータ』をベースに4枚のドアにガルウィングを採用した、コンセプトファミリーカーの『ミザール』だ。ともに世界に1台しかないモデルで、それぞれ1台で展示されるだけでもまれながら、今回この2台が、横浜でガルウィングを開け放ち、隣り合わせで展示されることになっている。
ほかにもウルフ・カウンタックの1号車、日産『フェアレディZ432-R』をはじめとした特別展示や、出展企業・ショップが展示する「あの頃の普通のクルマたち」など、1台として見逃すことはできない。
前日の22日は搬入設営日。