三菱自動車の欧州部門は3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2019において、電動車の新しい価値を実現する新たなサービス、「電動DRIVE HOUSE」(DDH)を発表した。
電動DRIVE HOUSEは、電動パワートレイン車、V2H(Vehicle to Home)充放電機器、太陽光パネル、家庭用蓄電池などで構成する家庭での使用を想定したシステムをパッケージ化。販売と設置からアフターメンテナンスまでをワンストップ化したサービスを、一括して販売するものだ。これにより、家庭での太陽光発電による電動車への充電や、電動車から家庭への電力供給を可能にする。
電動DRIVE HOUSEの利点は、太陽光パネルで発電した余剰電力を電動パワートレイン車や家庭用蓄電池に充電できる点にある。またこの逆に、夜間には、電動パワートレイン車や家庭用蓄電池から家庭へ電力を供給することで、電気代を節約できる。
さらに、太陽光パネルで発電したクリーンな電力を、家庭や電動パワートレイン車で使用する。これにより、低炭素社会の実現に貢献する。緊急時にも太陽光パネルで発電。電動パワートレイン車や家庭用蓄電池から、家庭へ電力を供給する。
なお三菱自動車は、この電動DRIVE HOUSEを2019年から、日本国内や欧州で開始する予定、としている。