ヤマハ発動機は3月22日に東京ビッグサイトで開幕した東京モーターサイクルショー2019で、受注生産を開始したばかりの大型3輪バイク『NIKEN(ナイケン)GT』、3月28日発売の『YZF-R25』の改良新型など最新モデルを一般公開している。
ナイケンGTは845cc直列3気筒エンジンを搭載したナイケンをベースに、大型ハイスクリーンをはじめグリップウォーマー、厚みを増した専用シートなどの採用によりツーリング時の使い勝手を高めたのが特徴。価格は194万4000円で、3月13日から受注を開始している。
一方のYZF-R25は2014年の発売以来、若者を中心に支持されている249cc直列2気筒エンジンを搭載したスポーツスポーツモデルで、今回の一部改良を機にエアロダイナミクスを追求したフロントカウルおよびスクリーン、新デザインのタンクおよびカバー、倒立式フロントサスペンションを採用したのが特徴。59万9400-64万2600円で、3月28日から販売を開始する。
ヤマハブースでは、ナイケンGTやYZF-R25を始めとする最新の市販車をはじめ、『トリシティ』および『セロー』に専用の外装ラッピングなどを施したアドベンチャー仕様を参考出品している。
ヤマハ発動機ブース(東京モーターサイクルショー2019)ヤマハ発動機販売の山崎亮MC営業部マーケティング課課長補佐は「今回のショーは『GO with YOU~風香る旅~』がテーマで、GOはもっと外に出て楽しんでいただきたいということと、そしてwith YOUは相棒であるオートバイ、あるいは一緒に行く仲間、タンデムするパートナーと一緒にという思いを込めている」と説明。
そのうえで「アウトドアを楽しむ方が増えている中、ヤマハを選んで頂けるよう『ツーリングトリシティ』や『ツーリングセロー』を参考出品として提案した」と述べた。
ヤマハ発動機ブース(東京モーターサイクルショー2019)また「ツーリングに行く仕様をはじめ、アクセサリーをつけた状態で車両を展示することで、またがりながらカスタムも確認できるように工夫した。また実際にまたがって頂ける車両台数もどこよりも多いのではないかと自負している」と話していた。