ドコモ、AI運行バスの提供開始…乗りたいときに行きたい場所まで自由に移動

AI運行バスの概要
AI運行バスの概要全 5 枚

NTTドコモは、AI(人工知能)を活用したオンデマンド交通システム「AI運行バス」を4月1日より全国で提供を開始。あわせて、2017年9月より実証実験を積み上げてきた九州大学伊都キャンパスにて、同日より商用提供を開始する。

AI運行バスは、乗りたいときに行きたい場所まで、自由に移動できるオンデマンド交通システム。需要に応じて配車されるので、時刻表などを気にせず、いつでも気軽に利用できる。予約は乗車人数、乗降場所、乗降希望時刻などを伝えるだけ。スマートフォンのアプリや電話から利用できる。時刻表も運行ルートも決まっておらず、利用者の移動需要に最も効率的に対応できる送迎順で、必要な乗降ポイント間を走行できるため、定時・定路線の循環バスなどに比べ、利用のない区間の走行が不要になるなどの効率化も見込める。

AI運行バスは、高度なAIにより配車を制御。出発地・目的地の異なる利用客の乗降リクエストが新たに発生すると、複数の車両から効果的な配車・ルートを算出するための膨大な計算をAIがリアルタイムに行い、効率的な乗り合わせ(乗り合せる組合せ)を実現する。また将来的には、日本全国の大量の人口統計データを活用し、移動需要のある場所、時間、乗車人数を事前にAIで予測し、それに応じた走行ルートや配車数の決定も可能になるという。

AI運行バスの提供価格は、営業区域数とバスの車両台数により異なるが、初期導入費用は50万円、月額利用料は18万円から。今後ドコモはAI運行バスの提供により、移動利便性向上と地域経済活性化など社会課題解決に貢献し、2020年度末までに100エリアでの導入をめざしていく。

高度なAIによる配車制御高度なAIによる配車制御

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 今スズキの250ccスポーツが面白い!快適ツアラーな『GSX250R』に俊足エクスプレスの『ジクサーSF250 / 250』もPR
  2. かつての『ハイラックスサーフ』、15年ぶりのモデルチェンジへ…トヨタが予告
  3. 東京E-Prix 市街地コースは臨海都心に準備…フォーミュラE[写真32枚]
  4. 【スバル レヴォーグレイバック 新型試乗】「アウトバック」以来、30年にわたる挑戦の成果…諸星陽一
  5. スズキ『GSX-8R』が純粋に走りを楽しめる理由は、素晴らしい“素材”とエンジンにあるPR
  6. ヤマハ発動機、EVレース「フォーミュラE」に2025年より参入へ 四輪レースはF1以来
  7. ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
  8. マットブラックのカスタムハイエース、限定20台で発売決定
  9. 日産『エルグランド』一部仕様変更、安全装備を強化
  10. メルセデスベンツ、新型パワートレイン搭載の「GLA180」発売…高性能モデルAMG「GLA45S」も追加
ランキングをもっと見る