空飛ぶクルマの開発企業向けの保険、東京海上日動が提供開始

イメージ (AC)
イメージ (AC)全 1 枚

東京海上日動火災保険は、国内で“空飛ぶクルマ"の試験飛行・実証実験を目指す企業に、保険の提供を開始した。

「電動」かつ「自動」で「垂直離陸」が可能な“空飛ぶクルマ"は、渋滞を避けた通勤や、災害時の救急搬送、過疎地・高齢化地域での移動手段などでの利用が想定されている。その実用化に向けては2018年12月、経済産業省および国土交通省がロードマップを策定。2019年に試験飛行・実証実験、2020年代半ばに実用化、2030年代以降実用化の拡大といった目標スケジュールを掲げるとともに、保険制度や被害者救済ルール等の必要性も明記している。

東京海上日動火災が“空飛ぶクルマ“を開発中の企業に提供を開始した保険商品は、従来の「航空保険」をベースに、第三者への賠償責任補償(対人・対物)をカバーする一方、補償の適用範囲を、飛行中だけでなく、“クルマ”として走行している状況下にも拡大した。また、保険約款上の“航空機"の定義を、有人航空機だけでなく無人航空機まで拡大。保険の適用場所は、試験飛行・実証実験は許可を受けた特定施設内(屋内・屋外)に限定し、その施設が借用施設である場合は、その施設の損傷に対する賠償責任も補償範囲に含めている。

同社では今後、段階的に高度化していくとみられる実証実験の内容に合わせて、また新たな法整備などに随時対応しながら、迅速かつ柔軟な商品開発・改定を行っていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『スターレット』復活! 2026年デビューか?
  2. 40アルファードの静粛性が一変!調音施工で快適性が飛躍的に向上
  3. BMW『X3』新型、プロトタイプの写真を公開
  4. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  5. スポーティだけど“eバイク”じゃない!? ヤマハの新型『PAS CRAIG』に乗ってわかったブレない"ちょうど良さ"
  6. JAOSがトヨタ『ランドクルーザー250』用各種カスタマイズパーツをリリース
  7. 【ホンダ N-BOX 新型試乗】アイデアの詰まった使い勝手はまさに「ニッポンの国民車」だ…中村孝仁
  8. 「2024年問題」に三菱ふそうと警察庁が動いた…新聞ウォッチ土曜エディション
  9. その差は歴然!? 見た目は同じでもカロッツェリア・サイバーナビ AVIC-CQ912 ll → lll の進化は凄かった
  10. レゴ ブロック初心者再び! セナが愛用した「マクラーレン MP4/4」を組み立ててみたら感激した
ランキングをもっと見る