【ダカールラリー】南米を離れ、中東での“第3章”へ…次回はサウジアラビアで2020年1月5-17日に開催

南米のペルーで開催された2019年ダカールラリーの模様。
南米のペルーで開催された2019年ダカールラリーの模様。全 5 枚

ダカールラリーの次回大会(2020年大会)がサウジアラビアで開催されることが決まり、ルートも公開された。アフリカ、南米に続き、ダカールラリーは中東での“第3章”に移行する。

ダカールラリーの主催サイドは15日の段階で2020年大会の中東サウジアラビア開催を表明し、さらなる情報を25日に公開する、という2段階方式で第3章への移行を発表した。次回2020年大会は1月5~17日の日程(競技日程)で、紅海沿岸のジッダ(JEDDAH)をスタートし、首都リヤド(RYJADH)を中間休息地、アル-キッディヤ(AL QIDDIYA)をフィニッシュ地とする行程になった(地名には異なる読み方もある)。

ダカールラリーは当初パリ~ダカールラリー、通称パリダカとして世に広まっていった。1979年大会(スタートは78年の年末)からアフリカを主舞台にして開催されてきたが、2008年大会がアフリカの政情と治安の不安により中止され、その後は南アメリカ大陸に舞台を移して開催されてきた。

ダカールとはアフリカ西岸の国セネガルの首都であり、アフリカ開催時代に多くゴール地となるなどしていた場所だが、南米移転後もダカールというワードはこのラリーレイドの象徴的なものであり続け、冒険の地を3番目のエリアに移しても、当然それは変わらないと見られる。

南米のペルーで開催された2019年ダカールラリーの模様。南米のペルーで開催された2019年ダカールラリーの模様。

第3章に入るダカールラリー。南米最後の開催となった2019年大会ではトヨタが初の四輪総合優勝を達成しているが、その後そのマシンをテストしたのが、元F1王者で近年は様々なレースを戦っているフェルナンド・アロンソ。彼が将来的にダカールラリー参戦を実現する場合、その舞台はおそらく中東ということになる。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  3. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  4. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  5. <新連載>[低予算サウンドアップ術]“超基本機能”を駆使して「低音増強」を図る!
  6. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  7. 中国製部品の急成長で2025年以降日本製の車載半導体は使われなくなる…名古屋大学 山本真義 教授[インタビュー]
  8. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  9. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  10. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
ランキングをもっと見る