女性から「大型が欲しいんだけど何に乗ったらいい?」と聞かれたら、今、おススメするであろうモデルのひとつがコレ、トライアンフの『ストリートツイン』。
その人のレベルや趣味性によっても答えが変わってくることはもちろんですが、初心者にも扱いやすく、上級者が乗っていても満足できる“楽しい!”と思える要素が満載のモデルなのです。
握力少なめ女子でもクラッチ操作が楽
シート高が760mmと足つきもよく、車重が198kgと軽いので、大型セグメントにもかかわらず、女性が“無理することなく”扱える大きさであり、そして何よりもクラッチが軽いことが一番のポイント!
手が小さめ握力少なめ女子だったら、渋滞のクラッチ操作に嫌気が差して、バイクを投げ出したくなってしまった……、なんてことありませんか? かくゆう自分もそんなひとりなのですが、この新型のストリートツインには「トルクアシストクラッチ」が採用されているので、クラッチが軽く扱いがとっても楽になっているのです。車体のスマートさと相まって、Uターンもスイスイできてしまいます。
乗り心地は900ccもあるとは思えない乗りやすさが魅力のひとつなのですが、ただ乗りやすいだけでなく、英国伝統のバーチカルツインエンジンの鼓動感やバイクを操る楽しさが味わえるのが嬉しいポイント。
低速域でも素直で扱いやすく、高速ではぐんぐんと加速していく爽快感が味わえます。クラシカルなスタイリングながらも、乗ってみたらスポーティ。カスタムする楽しさも味わえる、まさしくオールラウンダーという言葉がピッタリハマるモデルなのです。
■女性目線の5つ星評価
足着き:★★★★
取り回し:★★★★★
乗りやすさ:★★★★★
見た目:★★★★
オススメ度:★★★★★
サトウマキ/フリーランスエディター&ライダー
ファッション専門誌や女性誌にて、ファッション&ジュエリー担当編集者として在籍中、三十路を過ぎた頃に二輪免許を取得。二輪専門誌の編集部に転職した後フリーランスに。現在は二輪メディアをメインにエディター&ライターとして活動中。原宿のロッシの店でアルバイトする程のMotoGPフリーク。レース、ライディングウエアの記事を得意とし、試乗記などは身長157cmの等身大の記事を心がけている。速さよりも楽しくかっこよく、がモットー。