ウィラーは、JR北海道とJR釧網本線沿線自治体および地元事業者と協力し、個人旅行者向け新商品「ひがし北海道ネイチャーパス」の通年販売を5月9日より開始した。
ひがし北海道ネイチャーパスは、鉄道から観光資源へ着地交通をシームレスにつなぎ、先進的な次世代のテクノロジーを使った旅行サービスである「観光型MaaS」の取り組みの一環として実施。自然を活かした体験アクティビティや温泉、新鮮な海や山の幸など、豊富な観光資源が存在するエリアを縦断する「JR釧網本線」を基軸とした周辺の公共交通をつないでいる。
新商品は、1枚でひがし北海道の公共交通の利用と最先端のテクノロジーを活用した新しい体験ができる点が最大の魅力。JR釧網本線と路線バスなどの4つの公共交通が利用できるフリーパスをメインに、追加オプション(別途料金要)で「交通」と「アクティビティ」が選択できる。
「交通」では、JR釧網本線 緑駅(無人駅)にトヨタのパーソナルモビリティ『i-ROAD』を配置。雄大な大自然を肌で感じながら、既存の公共交通だけでは行くことのできない、絶景ポイントへのラストワンマイルの移動を手軽に楽しめる。また、釧路・知床・網走エリアには均一価格の観光タクシーを、摩周・屈斜路湖エリアにはゆったりシートで観光を楽しめるバス「阿寒ビークル」を用意。「アクティビティ」では、釧路湿原カヌー体験をはじめ、馬とふれあいホーストレッキング(屈斜路湖周辺)、朝の知床ジェニックスポット巡りなどを用意する。
パーソナルモビリティ i-ROADパスは、全シーズンのひがし北海道を存分に堪能できるよう通年販売を行う。豊かな大自然やリアルな野生動物と身近で触れ合うこともできる「グリーンシーズン」と、北海道ならではの壮大な雪を、様々なアクティビティを通して楽しめる「スノーシーズン」の2パターンを用意。シーズンごとに違った魅力に触れることができ、これまでにはなかった新たな体験価値を提供する。
また、ひがし北海道ネイチャーパスは、交通・観光事業者だけでなく、食品提供者や土産店、体験アクティビティ事業者など、沿線地域の事業者からも賛同を得ており、食事や体験の割引クーポンの提供など、地域一体となった活性化にも寄与。今後は、様々な交通やアクティビティを増やし、より便利で充実した内容の商品を提供していく。
観光タクシー料金は、JR釧網本線3日間プランが大人8900円/子ども4450円、同4日間プランが大人9900円/子ども4950円。