いすゞ自動車(Isuzu)と米国のカミンズ(Cummins)は5月31日、パワートレイン事業に関する包括的提携を締結した、と発表した。
いすゞとカミンズは2018年9月、次世代パワートレイン事業に関する提携を模索するための覚書を締結し、協議を進めてきた。
この協議の中で両社は、幅広い用途を持つ商用車や産業用パワートレインに関して、先進国市場での高負荷用途や社会インフラ制約が厳しい新興国市場において、ディーゼルエンジンへの期待が依然大きく、今後も有用なパワートレインであり続けるという認識で一致していた。
今回、両社は、パワートレイン事業に関する包括的な提携を締結した。効率的な開発やコスト競争力の強化などを目的として、最適な次世代パワートレインのコモンアーキテクチャを目指していくことで合意した。
米国のカミンズの公式サイト今後は、パワートレイン事業に関する開発、調達、生産など、両社のエキスパートで構成される専任組織、両社の役員で構成されるアライアンスボードを設置し、協業を加速させる、としている。