JR東日本は7月5日、2019年度末の常磐線全線再開へ向け、全線直通特急を運行することを明らかにした。
常磐線は2011年3月に発生した東日本大震災により福島第一原子力発電所が被災した影響で、福島県内の広野~原ノ町間で長期間運休を余儀なくされていた。
しかし広野~富岡間が2017年10月までに、浪江(なみえ)~原ノ町間が2017年4月までにそれぞれ再開し、運休区間は富岡~浪江間のみとなっている。
同区間は「2019 年度末までに帰還困難区域のうち特定復興再生拠点区域の一部が先行して避難指示解除されるのにあわせて運転再開する予定」とされており、再開後に登場する全線直通特急は、東京都区内~仙台市内間で運行。現在、特急『ひたち』『ときわ』で運用されているE657系を増備の上、充当するとしている。
なお、詳細な再開時期や時刻・料金などは後日発表される。