日産は、ハイパフォーマンスモデルとして展開するブランド「NISMO」を、ピックアップトラックへ設定する可能性が高いことがわかった。
現在NISMOモデルは、大きく「S-Tune」「R-turn」「Z-tune」の3段階に分かれており、『GT-R』や『フェアレディZ』のようなスポーツモデルだけでなく、SUVの『ジューク』、コンパクトモデルの『ノート』など幅広く設定されている。
オーストラリア日産のスティーブ・レスター氏は、フォード『レンジャー ラプター』と競うことができる『ナバラ ピックアップ』の強力なバージョンが必要と語っており、NISMO仕様の設定を示唆した。
ナバラは現在2.5リットル直列4気筒エンジンを搭載しているが、NISMO仕様は4気筒モデルにとどまらず、米市場で展開するピックアップトラック、『フロンティア』が搭載するV6モデルにも設定することを視野に入れているようだ。
日産 ピックアップ ナバラ北米においてフロンティアは、最新の「D23系」(2015年登場)が投入されておらず、2005年に発売された2代目「D40系」が継続して販売されている。そのため2019年6月まで直近の1年間では、39,322台の販売台数を記録、前年同期比で5.7%減少となった。切迫した状況ではないが、NISMO設定により販売強化へ繋げたいところだろう。
ワールドプレミアの時期などは未定だが、2020年後半あたりが目安となるだろう。
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