【F1 イギリスGP】ハミルトンが今季7勝目、通算80勝目となるトップチェッカー

F1イギリスGP
F1イギリスGP全 9 枚

F1第10戦イギリスGPの決勝レースが14日、シルバーストンサーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が今季7勝目、通算80勝目となるトップチェッカーを受けた。

スタートはポールポジションのバルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップを守り、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がその直後につけた。3周目には一時ハミルトンが前に出る場面もあったがすぐに順位を戻し、レース前半はボッタスがレースを制していた。

しかしボッタスのタイヤ交換直後にセフティーカーが入り、そのタイミングでハミルトンがピットインして逆転。さらには1ストップ作戦のハミルトンに対し、ボッタスは2ストップ作戦だったため、ハミルトンを抜いて、さらに20秒以上の差をつけなければ優勝の権利はない状態となった。

2人は互いにファステストラップを記録し合いながら戦ったが、ハミルトンはトップを守りきり、ファイナルラップにはハードタイヤでファステストラップをもぎ取るという快挙も成し遂げ、今季7勝目、通算60勝目、そして母国イギリスGP6勝目となる優勝を飾った。

F1イギリスGPF1イギリスGP

ボッタスは2回目のピットインまでに後続を20秒以上引き離し、2位をキープしたままコースに復帰。ソフトタイヤでファステストラップを記録して1ポイント上乗せを狙ったが、これはハミルトンに逆転されてしまった。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と激しいバトルを繰り広げ、レース終盤はピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)とのバトルを制したシャルル・ルクレール(フェラーリ)が3位。ガスリーは抜かれたあともルクレールに戦いを挑んだが4位でチェッカー。

F1イギリスGPF1イギリスGP

ボッタスとのタイム差次第では2位も見えていたフェルスタッペンは、37周目にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を抜いて3位に上がった直後にベッテルに追突されてコースアウト。5位まで順位を落とし、そのままチェッカーを受けた。ベッテルはこのアクシデントでほぼ最後尾まで後退、さらには10秒加算ペナルティも受け16位でレースを終えた。

トロロッソ・ホンダは17番手スタートから追い上げたダニール・クビアトが9位入賞、アレクサンダー・アルボンは8位を走行していたが終盤に失速し、12位でフィニッシュした。

F1イギリスGPF1イギリスGP

F1イギリスGP 決勝結果
1. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2. バルテリ・ボッタス(メルセデス)
3. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
4. ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)
5. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
6. カルロス・サインツ(マクラーレン)
7. ダニエル・リカルド(ルノー)
8. キミ・ライコネン(アルファロメオ)
9. ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
10. ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
11. ランド・ノリス(マクラーレン)
12. アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)
13. ランス・ストロール(レーシングポイント)
14. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
15. ロバート・クビサ(ウィリアムズ)
16. セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
17. セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
以上完走
--. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
--. ロマン・グロージャン(ハース)
--. ケビン・マグヌッセン(ハース)

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  2. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  3. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  4. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  5. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  6. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  7. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  8. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  9. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
  10. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
ランキングをもっと見る