タミヤが開催するRCカーレース、「タミヤグランプリ」の広島大会が13~14日、広島市のマツダ体育館で開催された。
世界中にファンがいるRCカー。タミヤグランプリはその頂点として、RCカーファン憧れの場所だ。その広島大会が、マツダ体育館で開催された。マツダ体育館では社内のスポーツ活動の場としてはもちろん、地域のイベントや、ブラスバンドの練習などでも利用されているという。
マツダの関係者はRCカーについて「操る悦びがあるのは実車同様ですが、自分で組み立てて、セッティングをして、走らせるという体験ができるという意味では、実車では体験できない、クルマづくりゼロから百までを体験できるものだといえます。様々なアフターパーツなども工夫することで、徹底的に遊びつくせるホビーなのです」と話す。
「RCカーは子供から大人まで、一緒に楽しめます。マツダのエンジニアにも、子供の頃にRCカーを組み立てた、趣味にしている、という者は少なくありません。自動車メーカーとしても、モビリティを身近に感じてもらうこと、モノづくりの喜びを一人でも多くの人に味わってほしい、という思いはタミヤさんと同じです。将来のエンジニア候補のみならず、ユーザー、ファンを増やす上でも大切なことです」
タミヤグランプリ広島大会、マツダ体育館で開催!マツダ関係施設が会場に選ばれたわけだが、マツダの実車では『マツダ3』新型が登場から注目を集めている。実はそのRCカー版も発売が目前というタイミングでの開催となった。マツダコラボクラスが開催され、小中学生を対象にしたジュニアチャンピオンシップでは参加者にRCマツダ3のボディセットをプレゼントするといった特典も用意された。
会場にはマツダ3と『ロードスター』も展示された。初日にはマツダ3開発主査の別府耕太氏も駆けつけた。「実はバギータイプのRCカーを僕も作りました。今は、子供は小さいのですが、ああいうものであれば家族で一緒に時間を共有することもできる。久しぶりにRCカーをやってみたい。新しいRCカーのマツダ3のボディはよくできていますね。実車でもこだわったサイドの造形も精巧で、光の陰影は実車さながらですね」と話す。
マツダ創立50周年のタイミングで作られたマツダの体育館。社内の行事や活動の他、地域の人たちにも利用されている施設だ。