【メルセデスベンツ Aクラスセダン】歴代初の4ドアセダン、価格は344万円より

メルセデスベンツA250 4マチック セダン・エディション1
メルセデスベンツA250 4マチック セダン・エディション1全 22 枚

メルセデス・ベンツ日本は、最小モデル「Aクラス」初となる4ドアセダンモデル『Aクラスセダン』を発表、7月22日より予約注文の受付を開始する。

ラインアップは、1.4リットル直列4気筒ターボエンジンの「A180セダン」「A180スタイルセダン」(年末頃納車)と、2.0リットル直列4気筒ターボエンジンに4輪駆動システムを組み合わせた「A250 4マチックセダン」(9月頃納車)の3モデル。さらに発表記念特別仕様車「A250 4マチックセダン・エディション1」を250台限定で用意する。

Aクラスセダンは、Aクラスや『Bクラス』などが採用する最新の前輪駆動シャシーをベースに、セダンのフォーマルさと、Aクラスの持つ若々しいイメージを融合させたモデル。ボディサイズは全長4549mm、全幅1796mm、全高1446mm。狭い街中であっても持て余すことがない、コンパクトさが特徴だ。

エクステリアは、ラインやエッジを大幅に削減した輪郭を採用。また、上下方向に細いヘッドライトデザイン、低く構えた姿勢のフロントエンド、ボンネットからAピラーとウインドスクリーンへの流れるような繋がりと、ボディのたくましいショルダーなどが、スポーティさを強調している。ワイド&ローかつスポーティなデザインは、空力性能の改善にも貢献。Cd値0.22、前面投影面積2.19平米を達成し、量産乗用車で世界最高の空力性能を備える。

メルセデスベンツAクラスセダンメルセデスベンツAクラスセダン

インテリアは新型Aクラスの基本的デザインを踏襲し、モダンでアバンギャルドにまとめた。ダッシュボードはインストゥルメントクラスター上方のカウルを廃止し、ワイドスクリーンディスプレイを上部に置くことで、より解放感があり、横方向のワイドさを強調するデザインとなっている。また、コンパクトでありながら、前後のオーバーハングを切り詰め、ホイールベースを長く取ることで、大人4人が快適に過ごすことができる広い室内空間を実現。トランクスペースは420リットルを確保しつつ、4:2:4分割可倒式を採用し、様々な使い方に対応する。

Aクラスセダンは、対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」を搭載する。自然対話式音声認識機能を備えたボイスコントロールは「Hi, Mercedes(ハイ、メルセデス)」をキーワードとして起動。目的地入力や電話通話などのインフォテインメント機能に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など、多様な機能にも対応する。自然言語認識機能の搭載により、温度を下げる場合でも、「暑い」と言えば理解するという。さらに学習能力も備え、定期的に決まった電話番号へ電話をするユーザーに対し、その時刻になるとディスプレイに相手の電話番号を「おすすめ」として表示することができる。また、スマートフォンのコネクティビティ関連機能も拡張。Qi規格対応機種の携帯電話を無線充電する「ワイヤレスチャージング機能」を全車標準装備する。

メルセデスベンツA180セダンメルセデスベンツA180セダン

先進安全技術については、『Sクラスセダン』と同等のシステムをオプションとして設定。自動緊急ブレーキによる被害軽減機能、車線維持機能、斜め後ろの死角の車両との衝突回避を支援する機能、ステアリングアシストなどを備える。また、システム作動中に高速道路上で自動停止した場合、30秒以内(一般道は3秒以内)であれば自動再発進が可能となり、渋滞時のドライバーの疲労を大幅に低減。そのほか、「アクティブレーンチェンジングアシスト」は、ドライバーがウインカーを点滅させた場合、行き先の車線に車両がいないことを確認して、自動で車線を変更。さらに、走行中にドライバーが気を失うなど万が一の場合には、自動的に車線を維持しながら緩やかに減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」も搭載した。

パワーユニットは、A180セダンおよびA180スタイルセダンには最高出力136ps、最大トルク200Nmを発生する1.4リットル直列4気筒直噴ターボエンジンを、A250 4マチックセダンは最高出力224ps、最大トルク350Nmを発生する2.0リットル直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載する。

メルセデスベンツA180セダンメルセデスベンツA180セダン

発表記念特別仕様車 A250 4マチック セダン エディション1は、外装色にポーラーホワイトを採用。コッパーアクセント入りのブラックダイヤモンドグリルや19インチAMGマルチスポークアルミホイール、フロントフェンダーには「Edition」バッジを装備し、スタイリッシュで上品なイメージを演出している。

インテリアはエクステリアに合わせて、シート、ダッシュボード上部、ドアトリムやフロントアームレスト、フロアマットなどに専用のコッパーステッチをあしらっている。また、64色から選択可能なアンビエントライトを装備するほか、トリムには「Edition」ロゴが入ったアルミニウムインテリアトリムを採用。スタイリッシュで特別感のあるインテリアとなっている。

メルセデスベンツA180スタイルセダンメルセデスベンツA180スタイルセダン

さらに、安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」、「ナビゲーションパッケージ」、360°カメラシステム、ヘッドアップディスプレイやアドバンスドサウンドシステムを含む「アドバンスドパッケージ」も標準装備。特別なAクラスセダンに仕上がっている。

価格はA180セダンが344万円、A180スタイルセダンが386万円、A250 4マチックセダンが476万円、A250 4マチックセダン・エディション1が582万円。

メルセデスベンツA180スタイルセダンメルセデスベンツA180スタイルセダン

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  2. SHOEIが新型フルフェイスヘルメット『GT-エアーIII』にグラフィックモデル「DISCIPLINE」を設定
  3. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  4. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  5. ランボルギーニ、新型車を間もなく発表へ…電動『ウルス』の可能性も
  6. アルピナ『B3』が2度目のフェイスリフトへ! リムジン&ツーリングをWスクープ
  7. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  8. ホンダの新型SUV『WR-V』、発売1か月で1万3000台を受注…月販計画の4倍超
  9. レンジローバー最初のEV、プロトタイプの写真を公開
  10. いすゞとUDトラックス、ジャパントラックショー2024に共同で出展へ
ランキングをもっと見る