事業再生ADRを申請した曙ブレーキ工業は7月22日、取引金融機関に対して、総額560億円の債権放棄を含む金融支援を依頼したと発表した。
曙ブレーキは今年1月、北米事業不振などの影響による経営悪化を受け、事業再生ADR手続を申請、金融機関の支援を求めると発表。7月18日には、ジャパン・インダストリアル・ソリューションズが組成するファンドを引受先とする第三者割当増資により、総額200億円を資金調達を行うことを発表している。
同社は今後、8月2日、9月18日に債権者会議を行い、取引金融機関と協議を進めていく予定だ。