【メルセデスベンツ Bクラス 新型試乗】尖ったところがないぶん、使いやすい1台…竹岡圭

メルセデスベンツ Bクラス 新型(B180)
メルセデスベンツ Bクラス 新型(B180)全 27 枚

スポーティなデザインへと変貌した「Bクラス」

ずいぶんとスポーティになりましたよね~『Bクラス』。先代はデザインは「A」、実用性は「B」なんて言われてましたけど、今回はインテリアのデザインなんかは、Bクラスの方が私好み。

リアルウッドの感じや、ストレートになったドアハンドルなど、温かみのあるオシャレさが伝わってきます。メルセデスベンツらしい質の高さは言うまでもなく、十二分にアピール度高しです。

メルセデスベンツ Bクラス 新型(B180)メルセデスベンツ Bクラス 新型(B180)
そしてビックリしたのが後部座席。想像以上に広い上に、シートが驚くほどしっかりしてるんですよね。これなら大柄の方が座っても満足していただけるんじゃないかな?と思います。

ここまでくると、ほぼフラットに広がる荷室を確保する際に、後部座席をラゲッジ側からワンタッチで倒せるような機構が欲しくなってきたりしちゃうのは、もはや欲張りさんでしょうか。

一見コンパクトも、ゆとりのあるファミリーカーに

メルセデスベンツ Bクラス 新型(B180)メルセデスベンツ Bクラス 新型(B180)
今回は「B180」の17インチタイヤのモデルに乗ったのですが、以前試乗した18インチの『Aクラス』に比べると、断然乗り心地面は上でしたね。

パワー的にもさすがにエコモードは正直カッタルさを感じますが、コンフォート以上は問題ナシという感じ。7速DCTも変速ショックなどは感じさせず、スムーズな仕上がりでした。

Cd値0.24というクラストップレベルの値を叩き出したデザインがそう見せているのかもしれませんが、外から見るとコンパクトに見えますが、中はゆとりのあるファミリーカーに仕上がっています。尖ったところがないぶん、使いやすい1台だと思いました。

そんなB180は「Hi! メルセデス」と呼びかければお話しもできます。もう少し認識してくれる言葉が増えるともっと面白いけれど、ユニークな隠しコマンドは結構遊べます。同じことを聞いても返ってくる答えが違ったりするので、ひとり黙ってクルマに乗るのは寂しいという人には、そういう意味でも相棒になってくれるかもしれませんね。

メルセデスベンツ Bクラス 新型(B180)メルセデスベンツ Bクラス 新型(B180)

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

竹岡圭|モータージャーナリスト・タレント
「クルマは楽しくなくっちゃネ!」をモットーに、さまざまな媒体で「喋って・書いて・走って」を実践する女性モータージャーナリスト。テレビのバラエティ番組のMCから、官公庁の委員まで、硬軟幅広く携わっている。モータースポーツでも、耐久レースやラリーレイドなど数々のレースに参戦、現在は全日本ラリー選手権に自らチームを立ち上げチャレンジ中。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)副会長。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《竹岡圭》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 【スバル レヴォーグレイバック 新型試乗】「アウトバック」以来、30年にわたる挑戦の成果…諸星陽一
  2. 日産『エルグランド』一部仕様変更、安全装備を強化
  3. 東京E-Prix 市街地コースは臨海都心に準備…フォーミュラE[写真32枚]
  4. メルセデスベンツ、新型パワートレイン搭載の「GLA180」発売…高性能モデルAMG「GLA45S」も追加
  5. シトロエンが新型SUVクーペ『バサルト・ビジョン』を発表 南米で2024年内に発売へ
  6. ルノー『キャプチャー』新型、4月4日デビューへ
  7. オールラウンドに使えるスポーツタイヤ「SPORTMAX Q5A」が登場!モータースポーツに超本気なダンロップに注目…東京モーターサイクルショー2024PR
  8. ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
  9. アウディ最大のSUV計画は生きていた! ベース価格で1500万円オーバー? 2026年までに登場か
  10. ホンダ『フリード』次期型予想に注目! ボディ拡大? デザインは?…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る