VW、新型盗難防止装置を市販車に搭載へ…キー通信の傍受を防止

VWがUWBを利用してリレーアタックによる自動車盗難を防止
VWがUWBを利用してリレーアタックによる自動車盗難を防止全 4 枚

フォルクスワーゲン(Volkswagen)とNXPは8月27日、NXPの「UWB」(超広帯域無線)による高精度測距技術を利用した新しい盗難防止装置を、フォルクスワーゲンの市販車に搭載すると発表した。

UWBは車載分野だけでも、自動トレーラーヒッチ作動、車内の乗員検知、自動バレーパーキング、ハンズフリーパーキング、パーキングロットアクセス、ドライブスルー決済など、数多くの新たなユースケースを可能にする技術だ。

またUWB技術は、UWBアンカーの位置、その動き、他のデバイスとの距離などの情報を、数cmという高い精度でリアルタイム処理することができる。そのため、多くの新しいアプリケーションを実現するものとして、期待されている。

フォルクスワーゲンは、NXPのUWBによる高精度測距技術を利用した盗難防止装置を、市販車に搭載する計画だ。UWBは、自動車窃盗犯によるリレーアタックなど、自動車キー通信の傍受を防止できるという。

VWがUWBを利用して車両のドアを開閉VWがUWBを利用して車両のドアを開閉

また、フォルクスワーゲンは高精度センシングを人工知能(AI)と組み合わせる予定だ。これにより、UWB自動車キーはドライバーのジェスチャーを学習し、車両のドアやトランクを簡単に開閉できる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  2. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  3. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  4. トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
  5. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  6. 日産はなぜ全固体電池にこだわるのか? 8月にも横浜工場でパイロットプラントを稼働
  7. アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
  8. ホンダ『N-VAN』一部改良、急アクセル抑制機能を装備…アウトドアスタイルの特別仕様も
  9. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  10. <新連載>[低予算サウンドアップ術]“超基本機能”をちょっと触って、聴こえ方を変える!
ランキングをもっと見る