MINI クロスオーバー のPHVが改良、EVモード3割拡大…フランクフルトモーターショー2019で発表へ

MINI カントリーマン(クロスオーバー)のPHVの改良モデル
MINI カントリーマン(クロスオーバー)のPHVの改良モデル全 3 枚

MINIは、ドイツで9月10日に開幕するフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)において、MINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』)のプラグインハイブリッド車(PHV)の改良モデルを初公開すると発表した。

すでにMINIを擁するBMWグループは、電動車両に特化した「i」ブランドで、PHVの『i3』と『i8』を投入。BMWブランドも、PHVシリーズの「iパフォーマンス」を展開済み。この流れを、MINIブランドにも導入し、ブランド初の市販PHVとして登場したのが、MINIクロスオーバーだ。

PHVグレードは、「クーパーS E カントリーマンALL4」を名乗る。PHVパワートレインのエンジンは、1.5リットル直列3気筒ガソリンターボだ。最大出力は136hpで、6速ステップトロニックトランスミッションを介して、前輪を駆動する。

モーターは最大出力88hpで、シングルスピードトランスミッションによって、後輪を駆動する。「ALL4」の名前の通り、システム全体で4輪を駆動する4WDとなる。また、システム全体では、224hpのパワーと、39.3kgmのトルクを獲得している。

MINI カントリーマン(クロスオーバー)のPHVの改良モデルMINI カントリーマン(クロスオーバー)のPHVの改良モデル

改良モデルでは、リチウムイオンバッテリーを大容量化した。最新世代の高電圧バッテリーは、蓄電容量を7.7kWhから10kWhに増やし、EVモードの航続をおよそ30%拡大している。最大57kmをゼロエミッション走行できる。

リチウムイオンバッテリーは、室内スペースを節約するために、リアシートユニットの下に配置された。充電は、標準の家庭用コンセントからおよそ5時間。ウォールボックスなら、およそ3時間15分で完了する。

MINI カントリーマン(クロスオーバー)のPHVの改良モデルMINI カントリーマン(クロスオーバー)のPHVの改良モデル

改良モデルは、EVモードで最大57kmゼロエミッション走行できる効果もあって、欧州複合モード燃費52.6km/リットル、CO2排出量43g/kmの優れた環境性能を実現する。MINIは、燃費とCO2排出量は従来比でおよそ2割改善した、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  2. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  3. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  4. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  7. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  8. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  9. トヨタ『ハリアー』が今夏ビッグマイチェン!? 「ハンマーヘッド」デザイン採用か
  10. 三菱『エクリプス クロスPHEV』は、新しい毎日に踏み出せる「今の時代、最強の1台」だPR
ランキングをもっと見る