【メルセデスベンツ GLE 新型まとめ】3列シートと運転支援システムは標準装備…価格や内外装、試乗記

メルセデス・ベンツ GLE新型
メルセデス・ベンツ GLE新型全 8 枚

4代目となるメルセデスベンツのプレミアムSUV『GLE』は、ホイールベースが拡大され、GLE初となる3列シート(7人乗り)や対話型インフォテインメントシステムMBUX、『Sクラス』と同等の運転支援システムを全モデルに標準装備。48Vマイルドハイブリッド搭載モデルやクーペモデル『GLEクーペ』も追加され、欧州ではPHVモデルも設定されている。

目次

  1. 3列シートを全モデル標準装備 価格940万円より
  2. 初の3列目シートを標準装備、4気筒ディーゼルも新設定
  3. 7人乗りを強く要望…商品企画担当[インタビュー]
  4. 中核モデルが3列シートを標準装備[詳細画像]
  5. 【試乗】原点回帰してオフロード性能が強調された…中村孝仁
  6. 【試乗】「心地よいこと」に磨きをかけた高級SUV…島崎七生人
  7. 【試乗】ディーゼル搭載の“アメリカンベンツ”は乗り味もアメリカンだった…諸星陽一
  8. 新型、48VマイルドHV搭載モデルを追加…価格は1332万円
  9. クーペ 新型発売、スタイリッシュなフォルムとゆとりの室内空間を両立…価格1186万円より

3列シートを全モデル標準装備 価格940万円より

メルセデス・ベンツ日本は、7年ぶりのフルモデルチェンジを遂げたプレミアムSUV、新型『GLE』の注文受付を6月19日より開始する。

4世代目となる新型GLEは、プレミアムSUVとしての特性はそのままに、内外装デザインを一新し、最新技術と装備を搭載して生まれ変わった。

エクステリアは、メルセデスベンツのデザイン思想「Sensual Purity(官能的純粋)」を具現化し、感性と知性が調和した力強い存在感を演出。フロントは、クローム仕上げのアンダーガードと2本のパワードームを備えたボンネットが、SUVとしての存在感とパワーを表現している。

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初の3列目シートを標準装備、4気筒ディーゼルも新設定

メルセデス・ベンツ日本は6月19日、全面改良した『GLE』の注文受付を開始した。3列目シートを初採用したほか、4気筒クリーンディーゼルエンジンを新たに設定したのが特徴。価格は940万‐1132万円となっている。

メルセデス・ベンツ日本で商品企画マネージャーを務めるマニュエル・テロネス氏は同日、都内で開いた発表会で「新型GLEは従来型と比べて全長が105mm、幅は12mm、そしてホイールベースが80mm長くなったことにより、居住性や積載性が大幅に向上。この恩恵を受けて今回、GLEに初めての3列目のシートが設定され、日本仕様では標準装備とした」と述べた。

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メルセデスベンツ GLE 新型発表会メルセデスベンツ GLE 新型発表会

7人乗りを強く要望…商品企画担当[インタビュー]

メルセデス・ベンツ日本はフルモデルチェンジした、SUVの中核モデル、『GLE』を日本に導入。新型はGLE初となる3列7人乗りモデルとなった。そこで7人乗り設定の背景やそのユーザー層について商品企画担当に話を聞いた。

最大のポイントは7人乗り

----:1998年にGLEは『Mクラス』という車名で日本に投入され、当時はSUV専門ではないプレミアムブランドが販売する初のSUVということで話題となりました。2015年に名称をGLEと変え、初代の発表から約20年、メルセデスベンツのSUVの中核モデルとして親しまれてきています。今回そのモデルがフルモデルチェンジということですが、その最大のポイントは何でしょう。

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  • メルセデス・ベンツ日本営業企画部商品企画2課マネージャーのマニュエル・テロネス氏
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中核モデルが3列シートを標準装備[詳細画像]

メルセデスベンツのプレミアムSUV『GLE』は、同ブランドSUVラインナップの中核モデルとして位置づけられル。フルモデルチェンジを受けて4代目となる新型では、3列シートが全モデル標準で初めて採用された。

新型でも、エクステリアやインテリアには、メルセデスベンツが描く現代的ラグジュアリーが落とし込まれている。エクステリアでは細かなエッジやラインを減らすことで面を強調するなど、質実剛健なデザインを目指した。長いホイールベースと短いオーバーハング、大型ホイールなどを備える。ドアミラーやアンダーボディパネル、ディフューザーの形状が最適化され、同セグメントトップの空気抵抗を表すCd値0.29を達成。

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【試乗】原点回帰してオフロード性能が強調された…中村孝仁

同じSUVでも「GLC」とは大きく違う

今、メルセデスのパッセンジャーカー用プラットフォームは基本的にたった3つしかない。FWD用のMFA。そしてFRベースのMRA。それに『Gクラス』専用のボディオンフレームである。だから、FRのモデルは『Cクラス』から『Sクラス』に至るまで構造的には全部一緒、ということになる。これはSUVにも当てはまるのだが、今度の『GLE』は少しだけ違うようだ。

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メルセデスベンツ GLE 新型(GLE400d 4MATIC)メルセデスベンツ GLE 新型(GLE400d 4MATIC)

【試乗】「心地よいこと」に磨きをかけた高級SUV…島崎七生人

目下メルセデス・ベンツのSUVは『Gクラス』を筆頭に“GL系”はS、E、C、Aの4モデルが揃う。このうちアッパーミドルの『GLE』は『Mクラス』を前身にもち、2019年に『GLE』名義で初のフルモデルチェンジを受け、通算4世代目に進化したのが現在のモデルだ。

ここだけの話だが、唯一無二の四角い『Gクラス』とコンパクトな『GLA』を別にすると、“S”と“E”と“C”を(とくに前から見た状態で)瞬時に識別し車名で答えよと言われたら、レポーターはあまり自信がない。デザインの世代が揃ったことと、いい意味でだが、3モデルとも同等レベルの押し出し、存在感があるからだ。今は“E”と“C”にはクーペも加わるから、即答車名当てクイズの難易度は一層レベルアップしている。

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【試乗】ディーゼル搭載の“アメリカンベンツ”は乗り味もアメリカンだった…諸星陽一

メルセデスベンツ『GLE』は元々は『Mクラス』と呼ばれるフレーム式プラットフォームを採用するSUVであった。現行モデルはモノコックとなった。それでもGLEはほかのメルセデスベンツとは異なる味わいを持つ。

アメリカ産ベンツであるということ

それは、GLEのメインマーケットがアメリカであり、工場もアメリカであることが大きく影響しているのだろう。ヨーロッパ、とくにドイツのクルマはたとえSUVであっても、アウトバーンでの安定性を無視することはできない。しかし、アウトバーンを200km/hオーバーで走る性能はアメリカでは不要であるし、それよりも100km/h前後で走る際の快適性のほうが重要だ。

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メルセデスベンツ GLE 新型(GLE400d 4MATIC Sport)メルセデスベンツ GLE 新型(GLE400d 4MATIC Sport)

新型、48VマイルドHV搭載モデルを追加…価格は1332万円

メルセデス・ベンツ日本は、SUVモデル『GLE』新型に48Vマイルドハイブリッドシステムを採用する「メルセデスAMG GLE53 4マチック+(ISG搭載モデル)」を追加し、5月28日より予約注文の受付を開始した。納車は6月以降の予定。

パワートレインは、3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジン、「ISG」(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48V電気システム、電動スーパーチャージャーを組み合わせる。3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンは、単体で最高出力435ps、最大トルク520Nmを発生。低回転域で過給を行う電動スーパーチャージャーを搭載することにより、ターボラグを解消する。

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  • メルセデスAMG GLE53 4マチック+(ISG搭載モデル)
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クーペ 新型発売、スタイリッシュなフォルムとゆとりの室内空間を両立…価格1186万円より

メルセデス・ベンツ日本は6月11日、新型『GLEクーペ』(Mercedes-Benz GLE Coupe)の注文受付を開始した。納車は6月下旬より順次予定している。

2代目となる新型GLEクーペは、SUVクーペとしての個性を引き継ぎながら、内外装デザインを一新し、最新技術と装備を搭載して生まれ変わった。

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《滑川寛》

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