フランクフルトモーターショーの開幕に先立ってメディア関係者を招いて開催されたフォルクスワーゲンの前夜祭で、傘下のランボルギーニは、同社初のハイブリッドカーである『シアン』を世界初公開した。
この新型スーパーカーは『アヴェンタドール』に積む6.5リットルの自然吸気ユニットを最高出力785psまでパワーアップして搭載。そこへ34psを発生する48Vモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドだ。同社初のハイブリッドカーであるいっぽう、システム出力819psと同社でもっともパワフルなモデルであり「史上最強のランボルギーニ」となる。
走行性能もランボルギーニの頂点に立つ存在となり、同社は「0-100km/h加速は2.8秒。最高速度は350km/hでアヴェンタドールSVJの349km/hを超える」と説明。ハイブリッドだからといって環境に配慮した刺激のないクルマではなく、走行性能を高めることを強調する。
車体のベースはアヴェンタドールと思われ、低くて幅広い全体のフォルムやパッケージングはアヴェンタドールに似ているが、実車を前にしての印象はまったくの別物。よりアグレッシブでダイナミックなデザインで刺激的だ。
ランボルギーニ・シアン(フランクフルトモーターショー2019、ランボルギーニ・プレビュー)この『シアン』限定車として発売されるが、デリバリーされる63台のオーナーはすでに決まっているという。