自動運転システムの搭載率、2040年に約3割と予測 富士キメラ

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富士キメラ総研、自動車業界のトレンドである「CASE」(コネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化)関連技術の世界市場を調査し、結果を「2019次世代カーテクノロジーの本命予測と未来自動車像」にまとめた。

調査は調査では、コックピット/コネクテッド関連技術4分野9品目、自動運転/安全技術3分野8品目、シェアリング関連技術2品目、電動化関連技術3分野8品目の新車搭載台数をエリア別に調査した。

自動運転分野では、ADAS(先進運転支援システム)は各国で搭載義務化が段階的に進んでおり、今後搭載率が上昇していく見通し。ADASは2019年に4077万台、2040年には8475万台と予測する。自動運転システム(レベル3~5)は2019年に7万台と予測、2040年に4112万台と、新車の搭載率が29.4%になることを見込む。

ADASや自動運転システムに搭載される車載カメラは2019年が2526万台を予測、2040年には1億1104万台、レーザーセンサーが2019年の1854万台から2040年に6890万台と予測する。カメラの2040年の新車における搭載率は79.5%と予測する。

自動運転システムの新車搭載台数の予測自動運転システムの新車搭載台数の予測

LiDARは2019年の18万台から2040年に4236万台、マルチセンサーが2019年の2576万台から2040年に1億0692万台と予想する。2040年の新車における搭載率は30.3%と予測する。

コネクテッド分野ではIVIシステムやHUD、電子ミラーなどの採用でLCDの搭載車台数と車両1台あたりの搭載枚数が増加している。入力操作は音声認識が主流になるとみられる。車外通信ネットワークとしてセルラー通信の搭載が想定され、2030年以降、日本、EU、北米では標準搭載が進むと予想する。

センシング技術の新車搭載台数の予測センシング技術の新車搭載台数の予測

シェアリング&サービス分野ではカーシェアリングやライドシェアリングなどが普及し始め、自動運転技術を搭載したMaaS(モビリティアズアサービス)車で試験的な自動運転配送サービスが開始される。2030年頃から自動運転配送サービスが本格的に開始され、緩やかにMaaS車が増加すると予想する。

電動化分野ではEU、中国を中心にマイルドHVシステムの搭載率が上昇し、2040年には搭載率が26.8%になると予想。また、電池の大容量化と低価格が進むことでEVシステム、PHVシステムも普及し、特にEVシステムの搭載が急激に拡大していくと予測する。

《レスポンス編集部》

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