デンソーは9月26日、デンソーグループの競争力を高める国内生産体制の強化に向けて、デンソー北海道の工場を拡張して、半導体センサーの生産を拡大すると発表した。
デンソー北海道では、自動車のエンジンやエアコン、ブレーキなどのシステムに使用される半導体センサーを生産。2009年の創業以来、累計5億台を生産してきた、デンソーグループの半導体センサーの中核拠点だ。今後想定される電動化の進展と安全ニーズの高まりに伴うセンサー需要拡大に備え、今回、工場を拡張する。
工場拡張と生産拡大に伴う投資額は、2025年までに約110億円を予定している。2020年7月に着工し、2021年6月に完成、2021年10月から順次生産を開始する計画。これにより、従業員数は2025年には約1150人まで増加する見込みだ。