フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)傘下のトラックとバス部門の「トレイトン」(TRATON)は10月2日、今後15年以内に新車の3分の1をEVなどの代替パワートレイン化すると発表した。
フォルクスワーゲングループは2015年、傘下の商用車メーカーを再編し、フォルクスワーゲン・トラック&バス社を設立した。2018年には、トレイトンに社名を変更。トレイトンには、フォルクスワーゲングループ傘下のドイツのMAN、スウェーデンのスカニアなどが属する。
また、トレイトンは2018年4月、日野自動車との間で戦略的提携について合意した。両社は電動化やコネクト、自動運転などの技術を含めて、共同開発に取り組んでいる。
このトレイトンが今回、スウェーデン・セーデルテリエで「グループ・イノベーション・デイ 2019」を開催し、今後15年以内に新車の3分の1をEVなどの代替パワートレイン化すると発表した。
具体的には、MAN、スカニア、フォルクスワーゲン・トラック・バスが、共通のモジュール式電動パワートレインツールキットを開発する。2020年、スカニアとMANが生産を開始する最初の量産EVバスに、この電動パワートレインが搭載される予定、としている。