[カーオーディオ プロショップへGO!]電気のことを任せて安心

“カーオーディオ・プロショップ”の店内の様子(サウンドカーペンター<愛媛県>)。
“カーオーディオ・プロショップ”の店内の様子(サウンドカーペンター<愛媛県>)。全 1 枚

「好きな音楽をより良い音で楽しみたい」、そんな思いを形にしてくれる“カーオーディオ・プロショップ”。その存在をより多くの方々にお知らせすべく、当短期集中連載をお届けしている。第5回目となる当回では、“電気”に関連したプロのバリューを解説していく。

怖いのは“ショート”。これにより最悪、車両火災が引き起こされることに…。

カーオーディオを楽しもうと思ったときには、製品の取り付け作業を行わなければならず、それを完遂するにはさまざまな技術と知識が必要となる。そしてカーオーディオは電気がなければ音を出せない。ゆえに“電気”に関する技術と知識も必須項目となる。

ちなみに電気については、安全面へのケアも欠かせない。音が出れば良い、というものでもないのだ。というのも、クルマは電気的にデリケートな状態にある。扱いを間違えると大きな事故へと発展することも有り得る。さて、どのようにデリケートなのかというと…。

クルマでは、配線を簡略化するためにとある画期的な仕組みが採用されている。それは「ボディに電気を流してマイナス配線を省略する」というものだ。エンジンルームのバッテリーの近くでボディとバッテリーのマイナス端子とが接続されているので、各電装品はマイナス側の配線をボディへと繋げば(ボディアースすれば)、それだけでマイナス側のワイヤリングを完了させられる。

しかし、ボディに電気が通っていることが危険のタネともなりかねない。この点がデリケートたるゆえんだ。怖いのは“ショート”だ。

“ショート”とは、プラス側の配線とマイナス側の配線とが直結してしまう状況のことを言う。この状態は非常に危険だ。途中に“抵抗”となるものが存在しないので、大量の電気が一気に流れる。もしもクルマの中でプラス側の配線がどこかで断線し、導線がむき出しになりそれがボディに触れようものなら、即、“ショート”が起こる。配線は熱で溶け、そして近くにある可燃物に燃え移り火が出る…。

しかし“カーオーディオ・プロショップ”に仕事を頼めば安心だ。音にも抜かりなくカーオーディオ製品の取り付けを実行してくれるうえにさらに、安全性についても万全の対策を施してくれる。ケーブルの断線等々のトラブルが起こらないような対策を講じつつ、さらに万が一“ショート”が起こったときの危機管理策もしっかり実践してくれる。

入門的なアイテム“パワードサブウーファー”にしても、ケアすべきポイントが多々!

また、音楽信号系の配線作業においてもいろいろと難易度の高い作業が存在しているが、“カーオーディオ・プロショップ”はもちろん、それらも難なくこなす。

例えば、“パワードサブウーファー”を導入しようするときのことをシミュレートしてみよう。

ライトな低音強化アイテムとして人気の“パワードサブウーファー”だが、取り付け作業は案外、難易度が高い。まず電源配線については、“カーオーディオ・プロショップ”ならば多くの場合、“バッ直”という手法を実行する。“バッ直”とは、「プラス電源をバッテリーから直接引き込む」配線方式だ。これがなかなかに難しい。前に述べたとおりに“ショート”対策として“ヒューズ”を設定することがマストとなり、さらにはエンジンルームから車室内に配線を通す作業がややこしい。しかし“カーオーディオ・プロショップ”ならばそれらを難なくクリアする。

そして音楽信号の配線作業も、場合によっては結構面倒。使用しているメインユニットに“サブウーファー出力”が備えられていればまだ楽なのだが、そうでないときには、既存のスピーカー配線のどこかで信号を分岐させ“パワードサブウーファー”まで引き込まなければならなくなる。しかも、左右のchの信号を合成する必要もある。サブウーファーはモノラルで鳴らすことになるのだが、入力する信号はステレオ信号でなければならないからだ。この一連の作業が細かく、難しい。

複雑な純正オーディオを核とするシステムの構築もお手のもの。

音楽信号配線における難しさのポイントは以下のとおりだ。まずはパネル内部に通されたケーブルにアクセスするのが楽ではない。無事にアクセスできたら今度は、カットしたケーブルや新たに繋げるケーブルに端子を取り付けなければならず、そしてもちろんここでも安全性への配慮も欠かせないので、結線後には絶縁のための処理等も施す必要がある。しかしやはり“カーオーディオ・プロショップ”なら、これら一連の作業を難なくこなす。

あと、“パワーアンプ内蔵DSP”を導入するときにも、音楽信号の配線作業の難易度が極めて高くなるケースがある。使用するメインユニットに外部音声出力が備わっていればまだいいのだが、スピーカー出力を入力しなければならない場合では、相当に難しい作業となることもある。

というのも一部の高級車の中には、音楽信号を純正システム内で“帯域分割”している場合がある。そのようなケースでは、例えばミッドウーファーには中低域の信号しか送り込まれてはいない。しかし“パワーアンプ内蔵DSP”にはフルレンジの音楽信号を入力する必要がある。なのでこのような車種においては、各スピーカーに送られている音楽信号のすべてを取り出し、すべてを入力する必要が出てくるのだ。

この作業はなかなかにやっかいだ。状況を読み取ることからして困難で、作業も複雑化する。でも“カーオーディオ・プロショップ”はそれをものともしない。よほどのことがない限り複雑な純正オーディオシステムの成り立ちを解読し、“パワーアンプ内蔵DSP”に音声信号を滞りなく入力し、高品位なサウンドを作り上げる。

今回はここまでとさせていただく。次回も“カーオーディオ・プロショップ”のバリュー解説を継続する。乞うご期待。

カーオーディオを楽しみたいと思ったら、“プロショップ”へGO! Part5 「電気のことを任せて安心♪」

《太田祥三》

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