JR東日本とJR西日本は10月18日、台風19号の影響により長野~上越妙高間の運行を見合わせている北陸新幹線で、東京~金沢間の直通運行を10月25日に再開する見込みになったと発表した。
北陸新幹線では、JR東日本長野新幹線車両センターで屋外の留置線に滞留していた7編成と、屋内の仕交検査庫に滞留していた3編成が浸水被害を受けた。JR東日本が10月18日に発表した被災状況によると、浸水は車内にも及んでおり、2編成の台車・計78軸の脱線が判明しているという。
このため北陸新幹線全30編成のうち3分の1に相当する車両が運用できない状況となっているが、東京~金沢間の直通列車では被災前の9割程度の運行本数を確保するとしている。北陸新幹線全体の運行本数は被災前の8割程度になるという。
詳細なダイヤについては10月23日に発表されるが、直通運行開始後は逐次本数を増やしていくとしている。
JR東日本が発表した長野新幹線車両センター付近本線の被災状況。