ダイムラー(Daimler)は2039年までに、トラックとバスの全ての新型車を欧州、日本、北米の主要3市場でCO2ニュートラル化する目標を発表した。
同時にダイムラーは2022年までに、主要市場の欧州、日本、北米において、EVトラックとEVバスを投入する計画を発表した。
すでにダイムラーは、メルセデスベンツブランドのトラックとバスのEVを開発。大型トラック『アクトロス』のEV、『eアクトロス』は、リアアクスルのホイールハブの近くに2個のモーターを搭載しており、それぞれのモーターが、最大出力171hp、最大トルク49.5kgmを引き出す。
バッテリーは、蓄電容量240kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを2個搭載した。1回の充電での航続は、最大200kmの性能を持つ。出力150kWの急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの充電は2時間で完了する。
メルセデスベンツ eシターロまた、EVバスの『eシターロ』は、リアアクスルに電動ホイールハブモーターを2個搭載し、最大出力340hp、最大トルク98.9kgmを引き出す。バッテリーは最大12個のモジュールで構成されるリチウムイオンで、蓄電容量は最大で292kWh。最大およそ75名の乗客を輸送できる。1回の充電での航続は、170kmの性能を持つ。
さらにダイムラーは、2020年代の終わりまでに、水素駆動の量産車を実用化し、いっそうの航続拡大を目指す、としている。
三菱ふそうヴィジョンF-Cell