アウトドア向けコーヒー、「スティーピング」で淹れる…車に積む荷物が少ない

リトルダーリンによるスティーピングの説明
リトルダーリンによるスティーピングの説明全 7 枚

ルノー・ジャポンは、MPVのルノー『カングー』(Renault Kangoo)に、フランス流の休日の過ごし方をテーマにした特別仕様車「エヴァジヨン」を設定し、14日から発売する。フランス人が「エヴァジヨン」という単語で連想するのは“日常からの脱出”だという。

ルノー・ジャポン商品企画部シニアプロダクトマネージャーのフレデリック・ブレン氏は7日、東京都内のオープンスペース「SHARE GREEN」で開催された発表会で、「フランスの高速道路には5kmごとにパーキングエリアがあり、ピクニックエリアが併設されている。町の入り口と出口にもピクニックエリアがある」と説明。

さらに仕事のある日でも「会社に着いてコーヒー、10時にコーヒー、昼食後にコーヒー、職場に戻ってコーヒー、おやつにコーヒー、と、日常からいかに脱出するかをつねに考えている」と笑う。

発表会では、SHARE GREENにカフェを出店する「リトルダーリン」のスタッフが、アウトドアでのおいしいコーヒーの淹れ方をプレゼンテーションした。「スティーピング」といい、現在、北欧を中心にはやっており、アウトドア向けだという。リトルダーリンによるスティーピングの説明リトルダーリンによるスティーピングの説明

アウトドア向けに荷物を減らすために、道具と材料を最小限にする。粉は計量して持って来て、水も量がわかるペットボトルで持ってくる。水1リットルに対し、粗挽き粉を60g、これで800ccほどが出来上がる見当だ。フィルターは不要、スマホをタイマー替りに使う。ヤカンでお湯を沸騰させたら火を止め、そのヤカンに直接粉を投入して混ぜ、3分間待って上澄みをいただく。

フィルターを通さないので、コーヒーの油分が失われず、味がまろやかになるという。粉は粗挽きを用いる。粗挽きだと、挽いてから時間がたっても香りが飛びにくく、フィルター無しでも粉が口に入りにくいからだ。

リトルダーリンのスタッフによると、スティーピングはコーヒーの原初的な作り方に近いそうだ。その時、豆は深煎りだった。深煎りだと、豆の水分が抜け、繊維が壊れているので、粗挽きでも味が出やすい。ピクニックが人間の原初の生活の擬似体験なら、コーヒーも昔ながらの淹れ方に近いものを、という提案でもある。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ランボルギーニ、新型車を間もなく発表へ…電動『ウルス』の可能性も
  2. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  3. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  4. SHOEIが新型フルフェイスヘルメット『GT-エアーIII』にグラフィックモデル「DISCIPLINE」を設定
  5. ホンダの新型SUV『WR-V』、発売1か月で1万3000台を受注…月販計画の4倍超
  6. アルピナ『B3』が2度目のフェイスリフトへ! リムジン&ツーリングをWスクープ
  7. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  8. レスポンスが春割キャンペーンを開催中、「レスポンス ビジネス」法人プランが無料…4月1日~5月31日
  9. いすゞとUDトラックス、ジャパントラックショー2024に共同で出展へ
  10. レンジローバー最初のEV、プロトタイプの写真を公開
ランキングをもっと見る