7年ぶりにフルモデルチェンジをし、今回3代目となるメルセデスベンツ日本の4ドアクーペ『CLS』。新型CLSにはメルセデスの新たなデザインコンセプト“官能的純粋さ”が落とし込まれ、パワーユニットには、マイルドハイブリッド搭載のガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2種類が用意されている。
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7年ぶりのフルモデルチェンジ…新デザイン言語採用 799万円より
メルセデス・ベンツ日本は、4ドアクーペ『CLS』を7年ぶりにフルモデルチェンジ、6月25日より販売を開始した。
新型CLSは、前傾したフロントエンドや低い位置に設置した幅広のヘッドライト、ラインやエッジを大幅に削減した輪郭など、メルセデスベンツの新デザイン言語を初採用した。フロントには、シングルルーバータイプのダイヤモンドグリルを配し、メルセデスクーペモデル共通のデザインを採用。また、細く幅広デザインのヘッドライトは側面が内向きに傾斜し、グリルのデザインと相まって、シャープでダイナミックな印象を与える。サイドビューは高いウエストラインとなだらかな流線形のルーフライン、細いサイドウィンドウが特徴で、エレガントかつスポーティなクーペスタイルを演出している。
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エクステリアデザイン統括「オグロメジロザメがモチーフ」
メルセデス・ベンツ日本は6月25日、7年ぶりに全面改良した4ドアクーペ『CLS』を発売した。独ダイムラー社で乗用車エクステリアデザインを統括するロバート・レズニック氏は同日都内で開かれた発表会でオグロメジロザメがモチーフになっていると明かした。
レズニック氏は新型CLSについて「初代のユニークさを引き継いでいる。ウィンドーグラフィクス、プロポーションも典型的なメルセデス。しかしボディをみると、真ん中のところにボーンと呼んでいるものがある。鋭利なエッジはなくなり、歴代のCLSから大きく離れた」と説明。
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もうドラマチックなものはいらない[デザイナー インタビュー]
モデルチェンジして3代目に進化したメルセデスベンツ『CLS』(Mercedes-Benz CLS)。このクルマからメルセデスベンツの新たなデザインがスタートするというので、エクステリアデザイン統括に話を聞いた。
◇センシュアルピュリティ1.0から2.0へ
----:メルセデスベンツCLSのデザインを見るとシルエット等を含め大きくは変わっていないようにも見えます。しかしこのCLSから新たなメルセデスベンツのデザインの革新が始まると発表されました。そこで、どういう革新なのかを具体的に教えてください。
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【ディーゼル試乗】このスタイリング・個性にディーゼルは「?」かな…中村孝仁
新型CLSのディーゼル「220d」
EQブーストが話題になって、ガソリン仕様48Vマイルドハイブリッドが注目される新しい『CLS』クラス。先代同様、このクルマにもディーゼルユニットが搭載される。
搭載されるエンジンは、勿論「M654」。すでに『Eクラス』などにも使われている2リットル4気筒ユニットである。以前にも紹介したが、このエンジンはEQブーストで話題になっている「M256」と、基本的に親戚関係にあって、気筒当たりの排気量は500ccとなり、シリンダー壁にはナノスライドと呼ばれる独自のコーティングが施されたものだ。
【ディーゼル試乗】このスタイリング・個性にディーゼルは「?」かな…中村孝仁画像はこちら
【ガソリン 試乗】富裕層向けハイテク・スペシャリティサルーン…井元康一郎
メルセデスベンツのEセグメントラージクラス4ドアスペシャリティ『CLS』を短時間ながらテストドライブする機会があったので、ロードインプレッションをお届けする。
2018年7月に日本市場に投入された現行CLSは初代から数えて第3世代にあたる。モデル構成は大きく分けて2リットル直列4気筒ターボディーゼル+RWD(後輪駆動)の「220d」と、3リットル直列6気筒ターボガソリン+AWD(4輪駆動)の「4504MATIC」、そしてAMGの3機種。本稿では450について述べる。