日本道路建設業協会は、車いすマラソン選手の喜納翼選手を起用したオリジナルWEBムービー「IT'S NOTHING SPECIAL~私たちは“当たり前"をつくる。~」を公開した。
WEBムービーでは、"道路舗装に最も関係が深い競技"である車いすマラソンの喜納翼選手を起用。喜納選手は11月17日に行われた大分国際車いすマラソンにおいて、日本記録を更新する高タイムで2位入賞。2020年東京パラリンピックでの活躍が期待されるアスリートの1人だ。
通常の車いすよりも車高が低い車いすマラソンでは、地面からの振動を受けやすいため、道路の少しの歪みがパフォーマンスに影響してしまう。WEBムービーでは、喜納選手の日常や夢に向かって競技に取り組む場面を描くことで、日本の道路舗装技術が多くの人の夢や日常を支えていることを伝えようとする。
喜納選手は、道路舗装をテーマとしたムービーへの出演依頼を受けたことについて「車いすマラソンは道路を走る競技であり、道路に密接しているので、うれしく思いました。日本の道路舗装の価値をうまく伝えられたらと思います」と答えている。
WEBムービー「IT'S NOTHING SPECIAL~私たちは“当たり前"をつくる。~」また、海外と日本の道路舗装の違いについて、「海外の道路は、道路のつなぎ目やマンホールの縁が出ているので、振動がすごく、パンクにつながりやすい。日本の道路は、舗装技術が進んでいて走りやすいんだ、と海外に行って感じました」とコメント。
2020年に向けては、「障がい者スポーツを知ってもらういい機会になっている。いいタイムを出して皆さんの前で走ることができればよいな、と思いながらトレーニングを行っています」と語っている。
WEBムービー「IT'S NOTHING SPECIAL~私たちは“当たり前"をつくる。~」