【SUPER GT】日産、昨年1勝の雪辱に燃える…東京オートサロン2020で体制発表

日産GT-R(SUPER GT 2019。東京オートサロン2020)
日産GT-R(SUPER GT 2019。東京オートサロン2020)全 4 枚

日産自動車とNISMOは10日、東京オートサロン2020にて今季のSUPER GT参戦体制を発表した。

日産陣営はこれまで2月に発表を行っていたが、今年は日程を前倒しして、SUPER GT GT500クラスのラインアップを発表することになった。2019年はシーズン1勝に終わった日産陣営だけに、今年の巻き返しに大型ドライバーの招集も噂されていた。

発表されたドライバーラインアップはこうだ。日産のエースMOTUL AUTECH GT-Rは松田次生とロニー・クインタレッリ組の不動の体制。KONDO RACINGも高星明誠とヤン・マーデンボローのコンビの継続となった。

昨年日産勢唯一の優勝を勝ち取ったNDDP RACING with B-MAXは、日産への移籍初年度ながら素晴らしい活躍を見せた平手晃平が継続、昨年ステアリングを握ったフレデリック・マコヴィッキィの代わりに名を連ねたのは千代勝正。2年ぶりのGT500参戦となった。

日産GT-R(SUPER GT 2019。東京オートサロン2020)日産GT-R(SUPER GT 2019。東京オートサロン2020)

TEAM IMPULもラインナップが変更された。佐々木大樹のパートナーに、2019年までGT300クラスで活躍した平峰一貴が選ばれた。伝統のカルソニックブルーは今年も健在、名門チーム、インパルからGT500デビューとなる平峰に注目が集まった。

挨拶を行ったニスモの片桐隆夫社長は、記者会見のなかでドライバーラインアップに大きな変更のなかったことに言及。「そもそもこれまでのニッサン陣営のドライバーラインアップは層が厚く、個々の能力も非常に優秀。我々がやるべきはハード面、新モデルのマシンの競争力の最大化。そしてチーム力や戦略面といったソフト面のさらなる進化を計ること」とし、大きな体制の変化がなかった理由を説明した。

日産GT-R(SUPER GT 2019。東京オートサロン2020)日産GT-R(SUPER GT 2019。東京オートサロン2020)

<2020年 GT500クラス参戦日産勢>
#3 平手晃平&千代勝正(NDDP RACING with B-MAX)
#12 佐々木大樹&平峰一貴(TEAM IMPUL)
#23 松田次生&R. クインタレッリ( NISMO)
#24 高星明誠&ヤン・マーデンボロー(KONDO RACING)

《河村大志》

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