リフトアップ・メルセデスベンツGクラス!! プロスタッフが行き着いた最終型…東京オートサロン2020

プロスタッフ(東京オートサロン2020)
プロスタッフ(東京オートサロン2020)全 17 枚

4WDのパーツを販売するプロスタッフは、車高を上げる“リフトアップ”を施したメルセデスベンツ『Gクラス』やスズキ『キャリイ』を東京オートサロン2020で展示した。一段と大きくなったクルマに驚く声も多かった。

リフトアップと言えばスズキ『ジムニー』のチューンナップで有名だが、Gクラスであってもメルセデスベンツにはリフトアップのイメージはない。すると担当者は、「プロスタッフは4駆を得意にしていた会社で、その行き着いた最終型が今のところベンツです。これまでジムニーやランクルもやってきていますが、足回りはベンツも一緒。その流れでパーツも開発することになりました」と教えてくれた。

プロスタッフ(東京オートサロン2020)プロスタッフ(東京オートサロン2020)今回、プロスタッフのブースは本家メルセデスベンツと通路を挟んだ向かい側にあった。華やかな演出を本家がするなら、こちらはド迫力で来場者にアピールだ。7インチもリフトアップしたGクラスは見上げるほどの大きさになっている。

それもそのはず。かつてGクラスには“究極のメルセデス”と呼ばれた『4×4スクエアード』という最低地上高450mmの車種があったが、それに匹敵するのだ。ブースには他に40mm、4インチと背を高くしたベンツが並ぶ。

プロスタッフ(東京オートサロン2020)プロスタッフ(東京オートサロン2020)リフトアップしたクルマを見るとワクワクするが、実際にチューンナップする人はそう多くはない。一体どんな人たちがリフトアップを行なっているのだろう?

「車高を上げることで、上から見下ろしたい人にバッチリなんです。お金持ち気分も味わえます(笑)」と冗談交じりの担当者。

ただ日本ではリフトアップすると駐車場に困ってしまうことが多い。そのためプロスタッフでは海外に発信する意味合いも含めてブース出展している。見渡せばブースには外国人も多く、人気がうかがえる。モンスター仕様のキャリイを見て「What is this?」と驚愕の声をあげた人もいた。

プロスタッフ(東京オートサロン2020)プロスタッフ(東京オートサロン2020)日本ではイノシシなどを狩猟する猟友会の人たちが軽トラのリフトアップをするそうだ。ワゴン系の車種は車内に荷物は詰めるものの、ノミやダニのついた獲物を置きたくない。だから荷台のある軽トラが好まれ、さらにリフトアップすることで悪路での走行性能もアップする。

「車高を上げるだけなら簡単なんです。でもリフトアップはちゃんと走れないかもしれない、というリスクを伴います。プロスタッフはちゃんと走って背が高くなっているのがウリ。普通に走れなかったら改造ではありません。リスキーだったら楽しくもないですしね」(担当者)

キチンと走るからこそ狩猟で山奥に入っても役に立つ。それで見た目もカッコよくなるのだから一石二鳥だ。

プロスタッフ(東京オートサロン2020)プロスタッフ(東京オートサロン2020)展示されていたGクラスに貼られていた「FOR SALE」が気になったので価格を教えてもらうと、「2500万円です。でも、かなりお得な感じ」と担当者は笑う。リフトアップだけではなく、オーバーフェンダーなども装備して手が入った逸品だった。

《Hideyuki Gomibuchi》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  2. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  3. トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
  4. <新連載>[低予算サウンドアップ術]“超基本機能”をちょっと触って、聴こえ方を変える!
  5. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  6. アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
  7. ピアッジオが創立140周年、記念してペスパの特別仕様を発売---140台限定
  8. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  9. 女性向けキャンピングカー「Nomad Lux」デビュー 5月3日初公開
  10. シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
ランキングをもっと見る