2020年の新成人、日本の未来「明るい」は31%

日本の未来は明るいと思う
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 成人式を前にマクロミルは2020年1月7日、「2020年 新成人に関する調査」の結果を発表した。日本の未来を「明るい」と答えた人は、前年より6ポイント少ない31%。明るい理由には「オリンピック」、暗い理由には「少子高齢化」などがあげられた。

 「2020年 新成人に関する調査」は、2020年1月の成人式対象者であるマクロミルモニタ会員500人(男女250人ずつ)を対象に2019年12月16日~17日に実施したもの。2008年から開始し、2020年で13年目の定点調査となる。

 日本の未来について、「明るい」と答えた人は、「明るいと思う」(2%)と「どちらかといえば、明るいと思う」(29%)を合わせて31.0%。前年より6ポイント減少した。

 明るいと思う理由には「オリンピック」「景気回復」「平和」「働き方改革」「多様性の受容」など、暗いと思う理由には「少子高齢化」「年金問題」「政治家の不祥事」「外交問題」「オリンピック後の景気後退」「災害」などがあげられた。

国民年金制度を信頼できる国民年金制度を信頼できる

 国民年金制度に対する信頼度については、「信頼できる」が35.6%。「信頼できる」という人は前年より6ポイント減少し、「信頼できない」という人が引き続き多数派となった。信頼できない理由には、「金額が減る・もらえない」など受給に対する不安や不満が圧倒的に多かったほか、「老後2,000万円問題」をあげる人もみられた。

 グローバル化への意識では、「外国語習得に関心がある」が67.2%、「仕事で英語を使うことに関心がある」が48.6%。いずれも年々増加している。「外国人と日本国内で働くことに関心がある」も57.8%と、半数以上を占めた。

外国語習得や外国語での仕事に対する意識外国語習得や外国語での仕事に対する意識

 新成人のデジタル端末の所有率は、「スマートフォン(iPhone)」69.0%、「ノートパソコン」63.2%、「スマートフォン(Android)」30.4%、「タブレット端末」15.2%、「デスクトップパソコン」14.2%。「iPhone」は2013年から所有率が上昇し続けており、2016年に「iPhone」と「Android」が逆転して以降、その差は年々広がっている。また、「iPhone」以外のデジタル端末の所有率は、おおむね下降傾向にある。

 新成人のSNSの利用率は、1位「LINE」95.6%、2位「Twitter」79.8%、3位「Instagram」67.0%。前年の順位と変動はなかった。上昇率では、「Instagram」が圧倒的に大きく、2016年と比較すると4年で2.7倍まで利用が進んでいる。

デジタル端末所有率デジタル端末所有率

 2020年1月に成人式を迎える同い年の著名人のうち、今後の活躍を期待・応援している人は、1位が女優・モデルの「永野芽郁」37.6%、2位が女優の「上白石萌歌」24.0%、3位が北海道日本ハムファイターズ所属のプロ野球選手「清宮幸太郎」20.6%だった。

《奥山直美》

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