フェラーリは、初のクロスオーバーSUV『プロサングエ』(仮称)と『ラ・フェラーリ』後継モデルを開発していると見られるが、その発売時期など詳細が徐々に判明してきた。
英「Auto Express」誌が最高技術責任者、マイケル・ライターズ氏から直接入手した情報によれば、初のSUVプロサングエは2021年、ラ・フェラーリ後継モデルは2022年にワールドプレミアが計画されている模様だ。
プロサングエのアーキテクチャには、V型6気筒、V型8気筒、V型12気筒など幅広く対応可能な新開発のプラットフォームを採用することも明かされた。
社内コード「175」と呼ばれる最高仕様のSUVプロサングエは、6.5リットル自然吸気V型12気筒エンジンが有力とされ、電動化は見送られるかもしれないという。しかし、この新開発プラットフォームはPHEVにも対応するため、現段階で断定はできないようだ。
フェラーリ ラ・フェラーリAperta一方フェラーリ初の市販ハイブリッドモデルとして2013年に登場したラ・フェラーリ後継モデルで、6.2リットルV型12気筒エンジンとHY-KERシステムが組み合わされている。後継モデルのパワートレインは不明だが、最高出力986hpを発揮する『SF90 Stradale』ほど強力にはならない可能性を示唆した。