フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は1月23日、EVだけのカーシェアリングサービスの「We Share」を、欧州で拡大すると発表した。
このカーシェアリングサービスには、『ゴルフ』のEV『eゴルフ』1500台を使用する。2019年7月、ドイツ・ベルリンでサービスを開始した。その後、『up!』のEV『e-up!』も追加され、現在では、5万人のユーザーを抱えている。
また、このカーシェアリングサービスには、フォルクスワーゲンの新世代EVの「ID.」ファミリーを順次導入する計画だ。フォルクスワーゲンが2020年に発売する最初のID.ファミリーのEVで、ゴルフセグメントに属するコンパクトな4ドアEVの『ID.3』を、このWe Shareに導入していく。
We Shareでは、レンタルステーションのない「フリーフローティング」システムを採用する。ユーザーは、アプリを介して車両の予約などを行う。デジタル化されたサービスとなるのが特長だ。
VWのEVだけのカーシェア「We Share」で利用できるゴルフeフォルクスワーゲンはドイツ・ベルリンに続いて、欧州の7都市にWe Shareを拡大する予定だ。2020年内に、フランス・パリ、スペイン・マドリッド、イタリア・ミラノ、ドイツ・ミュンヘンなどに展開することを目指す。フォルクスワーゲンは、合計およそ8400台のEVを追加導入する、としている。